擬人化と異類合戦の文芸史

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  • サイズ A5判/ページ数 300p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784838233243
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0093

内容説明

鳥や魚・妖怪・野菜が人間のように社会を作り、衣食住のもと文明人のごとく日々の暮らしを営む、ファンタジーとパロディーの時空。万物に霊魂が宿るという観念から、現代のキャラクター文化にまでいきつく流れを文芸・文化史的な目でとらえる。

目次

序 擬人化の文芸史(擬人化の効果;“たとえ”の具体化としての擬人化キャラクター ほか)
1 擬人化表現の諸相(擬人化の図像の型;近世擬人化キャラクターの甲冑表現について―複合体と着装型をめぐって ほか)
2 異類合戦物語の歴史(異類合戦物の表現;異類合戦物の展開 ほか)
3 擬人物と異類合戦物を読む(『精進魚類問答』―浄瑠璃風の精進魚類物;『伝忘太平記机之寝言』―文具たちの談義 ほか)

著者等紹介

伊藤慎吾[イトウシンゴ]
昭和47年生まれ。國學院大學非常勤講師。『中世物語資料と近世社会』『室町戦国期の文芸とその展開』(三弥井書店)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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