目次
現代における民俗学の意義(民俗学の伝統とその現代的意味;韓国仏教と民俗学;韓日共同学術会議の足跡―口承文芸を中心に;民俗学研究の争点)
説話・昔話研究の成果と課題(孫晋泰の歌謡・神歌・民譚の研究;在日外国籍妻の民話;留学生を交えた昔話の聞き取り・新潟県小国の昔話を訪ねて;河童伝承における相撲―「相撲を挑む」モチーフをめぐって)
朝鮮・韓国の歴史と民俗学(1913年の朝鮮総督府の朝鮮説話調査に現われる帝国主義的説話観;朝鮮総督府学務局編輯課と「朝鮮民俗資料」;『朝鮮民俗学概要(古代~中世編)』の内容と特徴)
民俗学におけるアジアの視点(海の民俗学―祭事での魚利用と海を渡る魚名;東アジアにおける民俗劇の比較研究―タルチュム(仮面舞)・儺戯・神楽を中心に
東アジアにおける民謡研究―具体的事例引用による機能論に向けて
シベリアからみる極東・朝鮮・日本―鳥竿と鳥の表象について
韓日共同学術会議の意義―新たな民族学を構築するための広場をつくりたい)
著者等紹介
崔仁鶴[チェインハク]
1934年、金泉生まれ。韓国・仁荷大学校名誉教授。民俗学専攻。文学博士(日本・東京教育大学)
石井正己[イシイマサミ]
1958年、東京生まれ。東京学芸大学教授、一橋大学大学院連携教授、柳田國男・松岡家記念館顧問。日本文学・民俗学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。