内容説明
現代語訳では絶対出せない物語の持ち味をいかすためにすべての漢字に振り仮名をつけて声に出してすらすら読める。物語の世界を十分に理解できるよう本文中の語句に丁寧な注釈をそえる。もっと『遠野物語』の核心に迫りたい人のために最新の知見を惜しみなく盛り込んだ「鑑賞」のてびき。
目次
遠野の地勢と湖水流出神話
遠野三山に女神が鎮座した神話
山女の黒髪を奪われる
笹原の上を歩む山女
山男山女を恐れて迂回する
山男に攫われた長者の娘
山男に攫われた民家の娘
サムトの婆が帰って来る
笛の音に感動した山男
奥山で妹の叫び声を聞く〔ほか〕
著者等紹介
石井正己[イシイマサミ]
1958年、東京生まれ。東京学芸大学教授、一橋大学大学院連携教授、柳田國男・松岡家記念館顧問。国文学・民俗学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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