内容説明
鬼ケ城、大馬神社、泊観音、南紀・熊野に伝わる田村麻呂鬼退治伝説。史実と伝承の鬩ぎあいを超越し融合から生れた伝説の背景に切り込む。
目次
熊野は「鬼の国」―プロローグ
鬼ケ城
泊観音縁起
宙に浮いた「清水寺記」
観音道をゆく
大馬神社
大麻・大魔・大馬
幻の熊野遠征
熊野山略記
熊野三党の虚実〔ほか〕
著者等紹介
桐村英一郎[キリムラエイイチロウ]
昭和19年(1944)生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。昭和43年(1968)朝日新聞社入社。ロンドン駐在、名古屋本社経済部次長、大阪本社経済部長、東京本社経済部長、論説副主幹を歴任。現在三重県立熊野古道センター理事。平成16年(2004)末、定年を機に奈良県明日香村に移住。神戸大学客員教授として国際情勢などを教える傍ら、古代史を学ぶ。平成22年(2010)秋から三重県熊野市波田須町(すだすちょう)に住んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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