出版社内容情報
日本風景写真協会会員の作品から選抜した写真で構成する写真集シリーズ。
第８弾は、日本各地の煉瓦造の建物を収録。
日本の原風景ではないのに懐かしさを醸し出す煉瓦造の建物。
明治時代、文明開化の時代に取り入れられた煉瓦造の建物は、懐かしさとともにどこか懐かしさやオシャレさを感じさせる。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童！
24
三匹の子ブタの安住の地。煉瓦。三匹の哀れな子オオカミの苦難の始まり。煉瓦。煉瓦といれば、悪いブタが大きなハンマーを振り回してぶち壊す絵しか出てこない。あれは痛快だった。三匹の子ブタではふぅーふぅーしてダメだったのに。次元を超えてきた。だから煉瓦造も時代に耐えられなくなったのだろう。遺したいシリーズはすべて、遺せなかった遺物シリーズに代わるのだろう。今現存しているのはいくつで、それは後10年持つのだろうか？私は管理しないからね！2020/04/10
ふう
20
ステイホーム中の、旅行したつもりの建物写真集。富岡製糸場や碌山美術館、門司の税関庁舎など、煉瓦造りの建物は今も記憶に鮮明。総煉瓦造りの青森のお寺、あちこちにある発電所など、ロケーションも素敵。また行きたいところを増やしてしまった。2022/08/13
tera。
19
煉瓦造りの建物で日本人に最も知られているのは『東京駅』ではないかと思うが、私自身はなかなか外からゆっくり見る機会がない。煉瓦造りの建物は、どんな景色にも違和感なく調和していて、見る者の心にも入り込む気がする。個人的に一番馴染みがあるのは『大阪市中央公会堂』だった。そして世界で一番有名な日本の煉瓦造りの建物は、もちろん『原爆ドーム』。これは写真ではなく実物を見るべきだと思っている。2013/12/06
ganesha
5
日本人風景写真協会によるシリーズ８巻目。全国の煉瓦造りの建物が90程収録されている。安曇野市の碌山館(萩原守衛の美術館)と別の本でも見て気になっていた大刀洗町の今村カトリック協会に惹かれた。いつか行ってみたい。2021/10/01
遠い日
3
日本人は煉瓦造の建物が好きだという。文明開化の時代に広まった煉瓦造。憧れが愛着に変わって久しいということだろう。懐かしさと洗練とが、見るものの心を魅了する。日本各地の煉瓦の建物。時代を感じさせる重厚さと、そのデザインが瀟洒だ。古びて苔むした感じの煉瓦がいい味を出している。煉瓦に桜の一枚の写真はすばらしい。そして、原爆ドームの煉瓦は、今もわたしたちに語りかける役目を果たし続けている。2013/09/02
