内容説明
京都を代表する写真家、浅野喜市(1914~93)が撮影した昭和の京都。昭和30年代を中心として、昭和20年代から40年代にいたる京都の姿が記録されている。瞳を輝かす子どもたち、市電の走る街角、町家のつづく町並み…。変わってしまったもの、無くなってしまったものがある一方で、変わらぬもの、今に受け継がれているものも少なくない。懐かしく、そして力強い写真に、あの日の京都がよみがえる。
目次
第1章 町並み(町を俯瞰する;街角の風景;都市の表情;川のある風景)
第2章 暮らしの風景(京都歳時記;生活の風景;伝統産業;観光地としての京都)
第3章 市電・トロバス(市電走る町並み;北野線最後の日;千本・大宮・四条線最後の日;トロバス最後の日)
第4章 祇園祭(祭の風景;宵山;山鉾巡行)
第5章 祇園(正月;都をどりの頃;八朔の頃;舞妓の暮らし)
著者等紹介
浅野喜市[アサノキイチ]
大正3(1914)年京都市下京区に生まれる。昭和5(1930)年京都市旧制四条商業学校卒業。昭和8(1993)年東郷カメラで写真を始める。昭和14(1939)年歩兵第9連隊に臨時召集、中支に転属。昭和18(1943)年召集解除。昭和24(1949)年高桑勝雄の指導で外国サロン出品。昭和26(1951)年英国ロイヤル、パリ、ロンドン、シカゴサロン等に入選。昭和28(1953)年国内の主要な写真コンテストで受賞。太平洋画会の会友に推挙される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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