知的生きかた文庫 知れば知るほど面白い宇宙の謎

小谷 太郎【著】

三笠書房（2014/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 245p／高さ 15cm
• 商品コード 9784837982968
• NDC分類 440
• Cコード C0144

出版社内容情報

宇宙はどのように「誕生」したか？「果て」はあるのか？「最期」はどうなるか？　元ＮＡＳＡ研究員の著者が「宇宙の謎」に迫る！

ビッグバン以前、宇宙に何があったのか？
そもそも宇宙に「果て」はあるのか？
このまま「膨張」し続けるのか？
最期に宇宙はどうなるか？――

科学の進んだ現代にあっても、
「宇宙の95％は正体不明」と言われています。
この謎多き宇宙について、元ＮＡＳＡ研究員の小谷先生が、
最新の宇宙科学の成果を踏まえ、わかりやすく解説します。
「宇宙誕生」から、膨張をし続ける銀河、太陽がたどる運命、
深遠なブラック・ホールの世界、暗黒物質、そして「宇宙の
最期」……知りたいことがズバリわかる本！

内容説明

宇宙に「果て」はあるのか？「最期」はどうなるか？元ＮＡＳＡ研究員のおもしろ講義。

目次

１章　宇宙は、どのように始まったのか？（ビッグ・バン―その瞬間、何が起きたか？；約５００億光年より遠くは「原理的に観測できない」　ほか）
２章　じつは「太陽」も面白い謎でいっぱい！（太陽が「赤々と燃え続けられる」のはなぜ？；「巨大化した太陽」に地球は呑み込まれる？　ほか）
３章　世にも不思議な「ブラック・ホール」の世界（「宇宙に浮いた穴ぼこ＝ブラック・ホール」って何？；星が潰れてしまう「現象」とは？　ほか）
４章　最新の観測技術で、宇宙の果てが見えた！？（各国の天文台がハワイ島の山頂に集まる理由；ハッブル宇宙望遠鏡はどこがすごい？　ほか）
５章　宇宙の「最期」はどうなるか？（じつは「宇宙の９５パーセントは見えない」；見えないけど実在する「暗黒物質」とは？　ほか）

著者等紹介

小谷太郎［コタニタロウ］
１９６７年、東京都生まれ。東京大学理学部物理学科卒。博士（理学）。専門は宇宙物理学。理化学研究所、ＮＡＳＡゴダード宇宙飛行センター、東工大、早稲田大学研究員などを経て大学教員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[もちまる]

勉強になる。まだまだ未知な物質や原理が多い宇宙。それを紐解いていくことで、我々の暮らしも大きく変わるんだろうな。ふむふむと学びながら読了。

2019/12/01

[すみけん]

この種の宇宙に関する本が好きで、わからないながらもいろいろ読んできたけど、今までの本の中では、素人に一番わかりやすく解説してくれている。図も易しいし、文章もわかりやすい。全て理解できるわけではないが、壮大な宇宙の物語を楽しめました。導入本としてはお勧めの一冊。

2017/07/04

[びっぐすとん]

１０８円本。親しみやすい文章で素人にも分かり易く、これは文系人間にも面白い。宇宙研究は日進月歩で、この本が発行された時期には未発見だった重力波もこの後検知されているし、常に最新のニュースに気を配らねばいけない分野だ。宇宙の最期はあらゆる星はブラックホールや中性子星に飲み込まれ、そのブラックホールすら最後は蒸発し、宇宙は何もないまま膨張していくらしい。人間も太陽も銀河系もなくなったずっと先の話でも空しい。とにかくまだわからないことだらけの宇宙。私が老人になる頃、どれだけ理解が進んでいるか楽しみとも言える。

2018/10/16

[mstr_kk]

相対性理論について調べる中で、参考にと思って読みました。僕はド文系でド素人ですが、この本は内容にわかりやすいつながりをもたせてくれているので、驚くほどすんなり理解できます。とても親切で面白い本です。

2015/09/14

[Rhye]

面白かったけど、知ってることも多かったかな。ビッグクエスチョンと同じで、人類が謎に思ってきたことを解いていくのが面白い。図にして説明させるから分かりやすい。90点！

2019/09/16