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内容説明
将軍・正室の御台所や側室、その娘たち、そして大勢の奥女中…1000人近い女たちが住んでいた男子禁制の江戸城、大奥は、なぜつくられたのか。壮絶な嫉妬、純愛、出世争い劇が繰り広げられたというその特殊な世界にいた女たちはどう暮らしていたのか、どんなことに喜びを見出していたか―。一生奉公が定めの奥女中、いわば江戸のキャリアウーマンの給料、趣味、おしゃれ…なども詳細に浮きぼりにする。
目次
1章 大奥の暮らし―朝から夜まで(江戸城の奥の奥に六千坪の男子禁制の世界が…;将軍が中奥を通って大奥に入るとき ほか)
2章 江戸のキャリアウーマンはたくましい(奥女中の職制はこんなにあった;終身キャリアウーマンとしての並々ならぬ覚悟 ほか)
3章 大奥の女たちのおしゃれ365日(御台所のお召替えは一日五回;奥女中の「プライベート・オフィシャル」ファッション ほか)
4章 大奥事件簿(江戸時代の人たちの心をとらえた「怪談・幽霊・怨念」ばなし;絵島・生島事件 ほか)
著者等紹介
由良弥生[ユラヤヨイ]
幼少の頃より、日本や世界の読み物文学に興味をいだき、学生時代は文学を専攻。世界各国に伝わる古典や伝承の研究を続けている。地域をこえて共通する比喩のイメージに関心をもち、世界各地の童話や昔話の再現に挑戦、ベストセラーを次々と生み出す。当時の世相、風俗、恋愛、さらには隠された人々の深層心理を探り、大胆に再現描写するその巧みな筆致は多くの人に支持され、高い評価を得ている
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