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内容説明
文明の盛衰、民族・国家の荒廃の陰には、意外なドラマが展開していた!―富と権力を掌握し、国土を統一しようとする、あくことのなき人間の欲望。争乱はくり返され、時とともに歴史地図は次から次へと塗りかえられる…。古代から中世にかけての世界の動きを的確にとらえる。
目次
プロローグ 「世界の歴史」―この巨大な流れをどうとらえるか?
第1章 古代オリエント―もっとも早い文明の興隆
第2章 地中海文明―ギリシア世界はどう拡大したか?
第3章 黄河文明から春秋・戦国、そして秦の統一へ
第4章 大漢帝国―400年間つづいた大王朝の盛衰
第5章 インドの古代文明―仏教からヒンドゥー教へ
第6章 イスラム帝国はなぜこれほど拡大できたのか?
第7章 中世ヨーロッパで何が起こっていたか?
第8章 十字軍と百年戦争―なぜこれほど長期にわたったのか?
第9章 三国時代~隋・唐・宋帝国―再び統一の時代へ
第10章 世界を震撼させたモンゴル帝国
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAKAPO
24
古代四大文明~中世ヨーロッパ篇では「古代から近代までは、この地球上には、主にヨーロッパ世界・西アジア世界・南アジア世界・東アジア世界の四つの世界があり、近代になって世界が一体化するまでは、それぞれの世界にわずかな交流があっただけである」として個別に解説しています。私が世界史を学びたいと、ずいぶん前に購入したものの積読になっていたこのシリーズを引っ張り出した切っ掛けは、仏教が誕生した背景を確かめたかったからなのですが、ゴータマ・シッダールダが開いた仏教が、外国に伝播して行くプロセスも興味深いです。2021/02/14
亀野亜祐美
5
知らないでおくより僅かでも知っておいたほうが自分のためになることを信じて2014/01/29
みね
0
高校で世界史を選択しなかった私にとっては、古代世界史は驚きの連続でした。例えば「江戸100万都市は驚くにはあたらないこと」「源氏物語より古い物語があったこと」は、井の中の蛙そのものでした。 ジンギスカンの大遠征では背後を襲われないよう大虐殺が繰り返し行われたとか、ウイグルから西はモロッコまでアラブ帝国が拡大したことなどは知りませんでした。2050年にはイスラム教人口がキリスト教人口を上回ると予測されるいま、ISなどに惑わされることなくイスラムを知る必要があると強く感じました。 2015/07/24