シンデレラ・コンプレックス

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シンデレラ・コンプレックス

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784837954484
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0036

内容説明

本書の主題は、個人的、心理的な依存が―他者に面倒をみてもらいたいという根深い願望が今日、女を押さえつけている主力だということである。わたしはそれを「シンデレラ・コンプレックス」と名づける。網目のように入り組んだ抑圧された姿勢と恐怖、そのために女は一種の薄明りのなかに放り込まれたまま、精神と創造性を十分に発揮できずにいる。シンデレラのように、女は今日もなお、外からくる何かが自分の人生を変えてくれるのを待ちつづけているのだ。女性心理を語りつくしたミリオンセラー。

目次

第1章 依存願望
第2章 退却の人生
第3章 「女らしさ」の表裏
第4章 娘たちを萎えさせるもの
第5章 結婚幻想
第6章 ジェンダー・パニック
第7章 自立への飛翔

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まなまな

2
シンデレラ・コンプレックスが提唱された原題の邦訳版。著者や数々の女性の生き方が事例の如く載せられており、それを通じて女性の根底にある依存願望を明かしていた。本書では分離=個体化理論やホーナイなどが度々引用されており、精神分析の色を感じた。 若桑みどり著「ジェンダーとお姫様」を読んだときのように、自分に植え付けられてきたあるいは獲得してきた"お姫様的"願望の現実をまざまざと見せつけられているようで苦しくなった。2023/01/31

ふみ

0
強面フェミニズム本。内容が強烈で、読むのにエネルギーが必要。曰く、専業主婦願望は、自己責任からの回避であって、”ていねいな生活”は夫への依存の免罪符らしい・・・さすがに私もそこまで言い切る勇気はない(滝汗)ヴォヴォワール的「女に生まれるのではない、女に育てられるのだ」的立場に寄っているようだが、個人的には社会的刷り込みだけでは説明しきれない生理的性差を痛感しており全面的賛成はしがたい。しかしバッサリ切り捨てられないのは、女性の人生設計が他者依存を前提としているという問題意識は共有しているからだろうなぁ・・2014/01/06

わをん

0
確かに結婚に安定を求めてしまいがちだと思います。結婚することで女性の成長が望めないどころか、停滞、退行してしまうのならやはり社会を見直すべきだと感じました。2012/01/31

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