出版社内容情報
「無理しないほうが愛される」――これは自分の弱点を必死になって隠し、
虚勢を張って生きてきた私がいましみじみと感じていることである。
愛されようと無理をしているうちに、もともと備わっている自分の価値に気がつかなくなってしまう。
人間というのは、無理をしないで素直な気持ちでいると、
その人が気づいていない「魅力」が自然と表われるものである――加藤諦三
◇なぜ、「自分でない自分」を演じてしまうのか
◇コンプレックスがあるのが生きた人間。「理想の自分」はどこにもいない
◇もっと「したいこと」にエネルギーを使ったほうがいい
◇悩みを消していける人、ためてしまう人
……etc.
「自己肯定感」を取り戻すシンプルで具体的な方法!
内容説明
自分を好きになれないとき、どう生きるか?「自己肯定感」を取り戻すシンプルで具体的な方法!
目次
はじめに 私が「無理しないほうが愛される」と言いきれる理由
第1章 完全でないほうがずっと生きやすい
第2章 自分の弱点を隠さないほうが人に好かれる
第3章 なにごとも身構えないほうがうまくいく
第4章 迷いや悩みを見せたほうが傷つかない
第5章 無理しないほうが愛される
著者等紹介
加藤諦三[カトウタイゾウ]
心理学者。1938年生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院修士課程修了。現在、早稲田大学名誉教授、ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆HIRO☆
5
題名に惹かれて購入。この本は1字1字が僕のことを表している。これほど的を得た本と出会えたのは初めてだった。この本が言いたいことは「無理しないほうが愛される」。好きな人によく思われようと短所を隠し強がったりして気に入られようとして気に入られることが自分の全てになっている。しかし、心の現実を直視しありのままの自分で生きることで愛される力が生まれる。また、僕は僕として生きるために生まれた。クラスメートのあの人になるために生まれた訳じゃない。自分として生きることに努力していくことで自他共に認める人になっていく。2020/08/29
七
4
第1章「心理的に自立しない限り、どんなにつらい努力をしても死ぬまで意味ある人生にはならない。認められたい、気にいられたい、好かれたい。そうでないと不安。だから無理をした。気に入られようとすることで、すべてを失う」居たくもない職場で無理をして、体調を崩しがちな自分にとってハッとさせられた文章です。体が動かなくなってからでは取り返しがつきませんから、勇気を持って環境を変える行動をしようと思えました。
keiko
2
学生時代に買った本を再読。働き始めてから読むと、色んな人の顔が浮かび書かれていることが身に染みて感じる。 特に気になったのはワーカーホリック的な神経症者の話。仕事と私生活のバランスをとることが幸せな生活の鍵だという主張に深く頷く。 I am not like that. 期待を押し付けてくる人は積極的に失望させたらいい。静かに見守って幸せを祈ってくれる人は自分の理想像を押し付けたりしないから。2023/04/20
Yukimikan
0
無理を強いられてきた人は自分深く知る努力をした方がいい。無理して自分を偽ると自分の長所も発揮できなくなる。 自分の振る舞いがどう映るかは相手のその時の感情次第で、周りの目を気にしすぎず気楽に自分を出して生きる方が結果的に周りに理解され愛される2025/04/30
ヨモギの葉
0
Twitterで知って図書館で借りました。 最近、自分がACかなと自覚し始めたので、いいタイミングで読めたと思います。自分のコンプレックスや弱点を隠そうとして、人はバグってしまうんだな。弱点をそのまま出せたらどれだけ楽だろう。そして、そんな自分を受け入れて貰えたらどんなに嬉しいだろう。 でも、過去の体験からやはり弱点を隠さずにいるのは怖い。上手く誤魔化して、しょうもない人になってしまう。 ただ、無理しすぎるのはほんと体にも心にもよくないよね。 自分にも両親にも元パートナーにも当てはまるように感じました。2021/12/02