内容説明
「日本人」として満足できる生き方。それをつかむための「方法論」がここにある。
目次
1章 なぜ、すべての問題が、「武士道」一つで解決してしまうのか
2章 世界が手本にする「サムライの精神」
3章 日本及び日本人復活のための七つの新「武士道」(義―“自信”と“満足感”のある「本物の幸福をつかむ」手段;勇―“誰もがもつ弱さ”を克服するための意志トレーニング;仁―「勝者」として、この責任を喜んで背負う!;礼―互いに認め合って生きるための“最低限の知恵” ほか)
4章 この「自助の歴史」こそ最高の“日本精神史”
5章 「サムライ」たる日本人が今やるべきこと!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よんだ
2
日本人としての誇りを教えられるはず?しかし本書に限らず、著者が愛国心を語る時、どうしても薄っぺらく感じてしまいます。なんでだろう。言ってる事は分かるけど、どこか腑に落ちないというか、違和感があります。2014/02/11
今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺
2
昔の日本人の話を聞くと、襟を正す気分になりますね。2011/06/04
ceskepivo
1
新渡戸の「武士道」は、日露戦争後に欧米での黄禍論が唱えられた時に、日本人とは何者かと示すために書かれた。それにより「名誉を重んじ、恐れを知らず、誇りために命を投げ出す」という侍のイメージが国外に浸透し、日本人は尊敬されようになった。軍隊も資源もない日本が発展するためには、日本人が世界で尊敬される存在でなくてはならない。「武士道」は、日本人が代々引き継いできた哲学を文字にしたものである。その精神をあらためて見つめるべきではないか。2012/06/24
イカ男
0
P55に岡倉天心のエピソードが載っています。明治の時代には、このように凛とした日本人が存在していたのですね。先の敗戦で日本人としての魂が消滅してしまった現代に対する著者の熱い思いが強烈です。2010/04/10