- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 雑学文庫
- > 三笠 知的生き方文庫
内容説明
武田信玄と「城取りの名人」山本勘介の出会いが、野望に火をつけた。村上軍攻略、志賀城攻め…一戦ごとに甲斐も信玄も大きくなってゆく。風雲急を告げる戦国動乱期を背景に、信玄と甲州軍団を描いた長篇歴史小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フミ
16
「武田信玄」とタイトルにありますが、山本勘助を主人公にした作品です。雑誌連載時は「小説・甲陽軍鑑」だったそうで、そっちの方が好きだったかな…。「風林火山」の勘助が「感情的で軍師らしくないな…」と、こちらの勘助を読み始めました。 山梨出身で、武田家関連の作品の多い作家様だけあって、「○○でごいす」の甲州弁など、土地に根を張った雰囲気作りで、当時の世界に入り込ませてくれる感じで、甲陽軍鑑、高白斎記などの引用も多いです。上巻は、碓氷峠、志賀城辺りのエピソードで終わる感じですが、信濃の人達の反感を買いますね…。2023/08/22