フランクルと「共苦」の思想―人はなぜ苦悩の中でも他者を助けるのか

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フランクルと「共苦」の思想―人はなぜ苦悩の中でも他者を助けるのか

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909753229
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0011

内容説明

人間の本質を「苦悩する人間」ととらえ、私たちは「生きる意味を人生から問われている」と考えたV.E.フランクル。避けられない苦悩に意味を見出し、それに対する態度を決断すること、と同時に他者の苦悩できる力を信じ、その苦しみの中に意味があると確信し共に苦悩すること、この勇気によって人間は完全に自分自身となり、他者との社会的なつながりが生まれる。臨床で苦しみを抱える多くの患者に接し、自らの苦悩にも向き合ってきた医師で医学哲学者である著者が、フランクルの思想を通して「生きる意味」と人間存在の深みを問う。

目次

第1章 フランクルが考えたこと―人生からの問いかけに応える
第2章 生きる意味を科学はどうとらえるか―寿命や心身の健康への影響
第3章 生きる意味への進化論の影響―優生思想の視点から
第4章 生きる意味をめぐる諸問題―生かされている人間への気づき
第5章 共感・共苦への科学的アプローチ―なぜ私たちは他者を助けたいと思うのか
第6章 苦悩する人間―苦難に対して私たちはどんな態度をとるのか
第7章 共苦する人間―他者の苦しみに向き合う
第8章 共苦する勇気へ―苦悩する人とともに歩むために

著者等紹介

杉岡良彦[スギオカヨシヒコ]
1966年生まれ。1990年、京都大学農学部(農学原論講座)卒業。1998年、京都府立医科大学卒業。精神神経科研修医を経て、2004年、東海大学大学院医学研究科博士課程修了。旭川医科大学医学科健康科学講座(現、社会医学講座)講師を経て、2017年から上野病院勤務。2024年より京都府立医科大学大学院医学生命倫理学准教授。医師、博士(医学)、精神保健指定医。著書に、『哲学としての医学概論―方法論・人間観・スピリチュアリティ』(春秋社、2014年。2015年日本医学哲学倫理学会学会賞、湯浅泰雄著作賞)、『共苦する人間―医学哲学から宗教と医学を考える』(春秋社、2023年。湯浅泰雄著作賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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雪月花

41
どんな人生でも生きる意味があるとするフランクルの思想を元に「共苦」という概念を解く本書は、『夜と霧』と共に永久保存したいほど内容が濃い。「共苦」は「共感」とは意味が重なる部分もあるが「共感」が他者と感情を分かち合う能力なら、「共苦」は他者の痛みに気づき、その痛みを和らげる行為へと私たちが促されること。その「共苦」が風邪の罹患期間を短くしたり、うつ症状を軽減させる。進化論や優生学が社会に及ぼした影響や、内観療法、安楽死と尊厳死などいろんな角度から生きる意味、死の意味について書かれていて、何度も読みたい本。2025/09/12

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