出版社内容情報
脳内リズムが整い、スムーズに歩ける!うつも改善!
パーキンソン病の治療指針「ガイドライン」でも推奨!
著者による動画の解説付き!
本書でお届けする音楽療法は、パーキンソン病の歩行障害に対するリハビリテーションで有効な方法の一つとして注目されています。
薬物療法に加えて、リハビリテーションを行うことで、パーキンソン病には
症状がまだよくなる、さらによくなる「伸びしろ」があります。
治療としての音楽、リズムの力に大きな可能性を感じています。
音楽を聴き、一定の音リズム刺激を外から入れるだけで、脳内の歩行リズムが整い、すくみ足や小刻み歩行などの歩行障害が改善し、患者さんはよりよい日常生活が送れるようになるからです。
内容説明
脳内リズムが整いスムーズに歩ける!うつも改善!
目次
第1章 音リズムでパーキンソン病の症状が改善(パーキンソン病では脳のドパミンが減少しています;日常生活を送るうえで大きな支障となる歩行障害 ほか)
第2章 CDの特徴と効果的な聴き方(CDの曲目は「聴くだけ」「歩け歩け」の2部構成;音楽療法にはリズムと心地よいメロディが不可欠です ほか)
第3章 なぜパーキンソン病が音楽療法で改善するのか(パーキンソン病では脳の神経伝達物質ドパミンの減少があります;パーキンソン病の運動機能にみられる4大症状 ほか)
第4章 リズムを活用すれば生活や運動が楽になる、楽しくなる!(リズムに合わせて体を動かすとムダな力が抜けます;こんな場面でリズムを活用すれば生活も運動も楽にできます)
著者等紹介
林明人[ハヤシアキト]
順天堂大学名誉教授、順天堂大学大学院医学研究科脳神経内科特任教授。医学博士。1956年、鹿児島県国分市(現・霧島市)生まれ。1981年、順天堂大学医学部を卒業後、同大学医学部脳神経内科入局。米国ウィスコンシン州立大学神経内科准教授、米国ワイズマンリサーチセンター客員研究員、筑波大学医学部臨床医学系神経内科講師などを経て、2008年、順天堂大学医学部附属病院浦安病院リハビリテーション科教授・科長、同大学大学院リハビリテーション医学教授、同大学大学院医学部脳神経内科教授に就任。2022年3月退官。2022年4月より現職。日本神経学会専門医・指導医。日本リハビリテーション医学会リハビリテーション認定医・専門医・指導医。日本内科学会認定医、日本臨床神経生理学会脳波・筋電図専門医・指導医。専門分野は、神経内科学、リハビリテーション医学、臨床神経生理学、パーキンソン病、不随意運動、ジストニア、ボツリヌス治療。所属学会は、日本リハビリテーション医学会代議員、日本神経治療学会功労会員、日本運動障害研究会会長。日本音楽医療研究会世話人、日本神経疾患音楽療法世話人・幹事、日本パーキンソン病・運動障害疾患学会(MDSJ)評議員、日本神経学会パーキンソン病治療ガイドライン2011/パーキンソン病診療ガイドライン2018作成委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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