出版社内容情報
★ADHD・ASD・グレーゾーンの「落ち着きがない」「イライラする」「ボーッとする」「忘れっぽい」「好き嫌いが激しい」「早起きできない」が改善!
★専門医が教える「睡眠」から発達障害の困りごとを減らすアプローチ法
★子どもの笑顔が増える! 毎日が楽になる!
発達障害、もしくはそれに似た特性(グレーゾーン)を持つ人には、「睡眠トラブル」を抱えているケースが多く見られます。
実際、海外では20年以上も前から睡眠トラブルと発達障害との関連性が指摘され、2000年以降、論文発表数も爆発的に増えています。
睡眠とメンタルの専門医である著者は、「もし発達障害の人であっても、睡眠の問題を解決すれば、朝、起きられるようになって普通に学校や会社に行くことができるようになったり、不注意やイライラが減ってコミュニケーションが円滑になったりする可能性は、大いにある」と力説します。
実際、著者の医院では、眠りのリズムを整えたことによって、発達障害の困りごとが減ったケースが多数あるといいます。
「発達障害だから仕方がない……」とあきらめるのではなく、困りごとを軽減するためにできること、やるべきことがあるということ――その1つの可能性が「睡眠」なのです。
本書では、論文で報告されているエビデンス(科学的根拠)や、睡眠の問題を改善するための9つのアプローチや、睡眠だけに限らず、発達障害とうまく付き合っていくためのヒントを収載。睡眠治療の介入によって発達障害の困りごとが軽減した症例も、詳しく紹介しています。
自分で言葉にして伝えるのが難しいお子さんだからこそ、親御さんが知識を持ち、睡眠トラブルに目を向ける必要があります。
睡眠トラブルの中には、子どものときに行うことが有効な治療法もあります。早めに気づいて対処することで、親子が楽になる可能性もあるのです。
本書を読んで、ぜひ、できることから始めてください。
内容説明
睡眠からのアプローチで落ち着いて授業を受けられるようになった、「ADHDの疑い」が消えた、朝から登校できるようになった、自分への自信を取り戻せた、子どもの笑顔が増える!毎日が楽になる!
目次
第1章 発達障害と睡眠障害の深い関係(ADHDの人は「眠れない」「常に眠い」の問題を抱えている;ASDの人は、「朝、起きられない」傾向が強い ほか)
第2章 睡眠が発達障害の「困った」を救う!(知っておきたいADHDと睡眠の関連;メチルフェニデート薬で眠気とADHDの困りごとが改善 ほか)
第3章 睡眠のリズムを整える9つのアプローチ(遅寝遅起きや不眠の解消が「落ち着き」をもたらす;発達障害の特性に応じた工夫も必要)
第4章 発達障害の「困った」を減らす考え方と生活習慣(発達障害の特性を持つお子さんへの心構え;ADHDの特性に応じた関わり方 ほか)
著者等紹介
渥美正彦[アツミマサヒコ]
医療法人上島医院院長。大阪市立大学医学部卒業。近畿大学医学部附属病院(神経内科)などを経て2004年、上島医院に入職。05年、同医院併設南大阪睡眠医療センター長。10年、同医院院長に就任し、現在に至る。精神科と精神内科での臨床経験を活かし、患者の脳と心の問題に幅広く対応。睡眠医療は国内最高水準の専門治療を提供している。また、公式YouTubeチャンネルでは、睡眠障害と精神疾患の正確な情報の発信を続けている。日本精神神経学会認定精神科専門医。日本睡眠学会認定睡眠医療認定医。日本老年精神医学会認定老年精神医学専門医。国際認定睡眠検査技師。米国認定睡眠技師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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