内容説明
本書では、ぽち袋に日本古来の多彩なモチーフをあしらい、それぞれにまつわるお話をつけました。
目次
其之1 しゃれ紋遊戯
其之2 文様遊戯
其之3 ちらりと見せるかさねの美 襦袢地
其之4 歌舞伎の流行
其之5 江戸っ子好み 洒落モノ
小さなおまけ1 もっと小さなぽち袋 ぽちのぽち
小さなおまけ2 雪月花のおひねり
1 ~ 1件/全1件
- 評価
インドアの季節本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
36
これは欲しい! 切り取って使うのには惜しいから二冊買わねば。と、以前なら買っていたかも。表紙のような季節ものばかりでなく「知らざぁ言って聞かせやしょう」の弁天小僧やあの玉三郎様まで。肌襦袢のおんなものおとこもののちらみせぽち袋なんて粋すぎる。雪姫のぽち袋に雪舟もなか。八重垣姫のぽち袋にきつね面のお干菓子を入れてお裾分けされたらどうしよう。2016/10/29
みやび
8
今では専らお正月のお年玉でしかほとんど使う事のないぽち袋。ちょっとしたお金を渡す時にむき出しでは悪いとう心遣いから生まれている。江戸時代にも存在するこのぽち袋はデザインは実に様々。家紋、植物、動物、浮世絵、歌舞伎。どの文様を取っても洗練された美しいデザインのものばかり。この小さな袋にさえこれだけの気を遣い、時と場合によって使い分けていたのだから日本人の鋭い感性が窺える。2020/06/22
テンハル
6
【タイトル買い】新年のお年玉準備に向けて……なんて思いましたが、『しゃれ紋遊戯』『文字遊戯』『ちらりと見せるかさねの美襦袢地』『歌舞伎の流行』『江戸っ子好み洒落モノ』とどのぽち袋の雛形も切り離してしまうのは惜しい。使われている紋や絵柄の解説もサラリとあり、和物も紙も好きな私はながめているだけで楽しい。気づかれなくてもいいくらいの気持ちで、小さなぽち袋に細やかな心づかいを隠し、それを手渡すのも、手渡されるのも嬉しいなぁ。2014/11/29
かち
1
万葉集に一番多く読まれた植物は、梅でも桜でもなく萩で、菊は一つもない…というのにビックリ。歌舞伎や役者の章も面白かったです。しかし、チラ見せのぽち袋…これは…美しくない…完成したものの後ろが…やはり御祝儀袋の折り方で小さく作るのが一番だと思う。2013/06/05
真水
0
かわいい。ぽち袋は使う機会が少ないが眺めているだけでも楽しい。千代紙で作れる肌襦袢のぽち袋は知っていて損はない。2011/06/03
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