鉄道事故と法

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784835587134
  • NDC分類 686.7
  • Cコード C0095

内容説明

運輸の現場で起こる様々な事故。身近なものから、大事件まで、その実際と判例を電鉄会社に長年勤務した弁護士がわかりやすく解説。

目次

第1編 総論(鉄道係員の責任;鉄道の組織としての責任;重大な鉄道事故;私の関係した列車事故)
第2編 各論(鉄道係員の責任事故;鉄道の組織の責任事故;重大な鉄道事故)

著者等紹介

佐藤潤太[サトウジュンタ]
1927年生まれ、弁護士。1950年京都大学法学部卒業後、京阪神急行電鉄(現阪急電鉄)入社。社員として勤務しながら、1961年に司法試験合格。以降、広島ターミナルホテル(現ホテルグランヴィア広島)社長、丹後海陸交通社長、宝塚音楽学校副校長を経て、1996年に阪急電鉄を退社
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chuo_rapid_201

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過去の鉄道事故(旅客転落事例や踏切進入事例,桜木町事件,信楽高原鉄道事件など様々)に関する事例と判例を取り上げ,著者である鉄道会社員兼弁護士が解説を加えるということをひたすら続ける本です。鉄道事故に特化して判例を集約し,各々を関連付けて,あるいは比較しながら読むことができるので,各ケースにおける過失(鉄道会社側に限らず)の評価のポイントや,過失割合の算定の相場などが自然と見えてきます。解説では,著者が自ら述べるところではありますが,鉄道会社の視線で具体的事例に対する法的評価を試みています。勉強になります。2017/02/22

fukurou3

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鉄道事故の裁判例について数多く解説。著者は鉄道の経歴のある弁護士で本人も認めるとおり少し鉄道寄りかも。事例は若干古め。高速度交通機関の宿命で予見可能性がなしとは言いにくいが、結果回避可能性を現場の人に要求するのは酷な場合もあろう。安全設備や人を増やせと言うのは易しいが、限られた金と人の中で、鉄道施設は広範囲だし簡単ではないだろう。この点、刑事責任と民事責任を分離するのはある意味合理的かもしれない。信楽事故の民事裁判は技巧的だが被害者保護の点でバランスをとったのだと思う。2011/12/28

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