内容説明
著者が描く戦中戦後の貴重な兵役時代の記録の証言。ソ連軍の捕虜でありながら、抑留先がシベリアではなく、中央アジアのカザフスタンに送られ強制労働に従事した兵士たちがいた。筆者が抑留される以前、北満州で軍務についていた頃体験した、「シベリア虎と狼たち」の壮絶な死闘を描いた『狼虎の死闘と討匪行』と、苦難の収容所生活から帰国までを描いた『平壌終戦とソ連連行1万キロ』の2編を収める。
目次
第1部 狼虎の死闘と討匪行
第2部 平壌終戦とソ連連行一万キロ
著者等紹介
玉置正夫[タマオキマサオ]
大正8年6月20日生まれ。兵庫県加西市西長町出身。加西市賀茂小学校高等科卒業。運送業務に長年従事し、71歳で退職。現在、大阪市淀川区に在住し、悠悠自適の生活を送る
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