内容説明
息子に新しい服をねだり、機嫌よく孫を連れて里帰りした嫁。ところが孫は、鼓膜を破られ熱を出し、見かねて連れ帰った息子の許には「子の引渡しと離婚訴訟請求」が。勝手にした怪我を息子が暴力を振るったように装い、孫に虐待を続ける嫁は、調査官とともに嘘を重ね続ける。「母性優先原則」の下に用意された「女=善、男=悪」の図式を崩すことは不可能なのか。虐待される孫を守ろうと力を尽くした祖母の涙の記録。
著者等紹介
越智みさ子[オチミサコ]
1941年、神奈川県生まれ
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