内容説明
家庭が、子育ての場として十分な機能を発揮することなしに、子どもの健やかな成長はありえない。ところが、日本は今、少子化、核家族化、共働き家庭の増加、子どもの生活の変化等によって、家庭がその役割を十分に発揮しえなくなってきている。また、家庭教育に対する親の自覚の不足や、過保護や放任などから、家庭の教育力が大きく低下してきており、今や、国や地方自治体が積極的に家庭教育の支援に乗り出すほどである。本書では、小学校長である著者が、自らの教育理念と家庭の教育力を高める実践を披瀝し、子ども時代のしつけ方について多くの例をあげ、まず、「ふれあい」と「生活体験」と「節度あるテレビの見方」が大切であると説いている。
目次
序章 調査資料で見る日本の子ども、青少年の現状
第1章 子ども時代は躾の時代
第2章 生活の仕事の体験が、豊かな人間性を育てる
第3章 「家族ふれあい週間」にどう取り組んだか
第4章 子どもの作文
第5章 保護者の感想文
著者等紹介
岡坂拓造[オカサカタクゾウ]
昭和19年兵庫県生まれ。昭和43年鳥取大学教育学部卒業。昭和43年4月~平成3年3月まで、兵庫県美方郡浜坂町内の小学校に教諭として勤務。平成3年4月~8年3月城崎郡竹野町立中竹野小学校教頭。平成8年4月~11年3月豊岡市立田鶴野小学校校長。平成11年4月~14年3月城崎郡竹野町立竹野小学校校長。平成14年4月~美方郡浜坂町立居組小学校校長
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