内容説明
―左遷、リストラ、無職―。野望を胸に上京した青年は、いつしか企業の容赦なき掟に叩きつけられ、どん底に落ちた。ねじれた時間の中で汚れ、失くしてしまったもの。もがきながら不器用に生きてきたドロドロの中年男に、ある日、その遺失物は発見された。バブル崩壊から21世紀への“東京放浪記”。
目次
第1幕 平成元年九月~平成四年十二月(壮行会;上京;入寮 ほか)
第2幕 平成七年一月~平成十年十二月(転籍内示;固辞;報復人事 ほか)
第3幕 平成十一年一月~平成十二年十月(SPプランナー;演技研修;石原慎太郎 ほか)
著者等紹介
加藤功[カトウイサオ]
1960年、宮城県生まれ。県立名取高校、東北学院大学を劣悪な成績で卒業後、SPプランナーを志し、1989年に上京するも頓挫。一転、社会人演劇の門を叩くことに指針変更。2000年10月初舞台。サラリーマン俳優―私称“さらくたぁ”なるジャンル、ライフスタイルを探究→確立すべく日々七転八倒、研鑽中の身
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