内容説明
発問は、授業の基本であり、根幹を支えるものです。発問が目標や内容に鋭く迫るものなら、生徒は活動や思案を通して、社会科の目標や内容をしっかり習得できるはずです。本書は、中学校社会科の各単元ごとに、「生徒が考えたくなるようなキー発問」を、授業の流れとともに提案しました。
目次
第1章 「キー発問」とは―生徒の学習活動を活性化させる発問づくり(社会科授業のねらいとキー発問;発問の内容の吟味 ほか)
第2章 地理的分野―これだけははずせない「キー発問」アイディア(世界の様々な地域(世界のすがた) 2つの州にまたがって位置する国がありますが、どこでしょうか?
ヨーロッパ州 EUはなぜできたのか、話し合ってみよう ほか)
第3章 歴史的分野―これだけははずせない「キー発問」アイディア(古代までの日本の文明のおこりと日本の成り立ち 勾玉の穴は、どうやってつくったのでしょうか?;古代国家の歩みと東アジア世界 鑑真はなぜ困難を越えて、日本に渡ろうとしたのでしょうか? ほか)
第4章 公民的分野―これだけははずせない「キー発問」アイディア(生活と文化 外国人の習慣で、びっくりしたこと?;人権と日本国憲法 自衛隊は、違憲?合憲? ほか)
著者等紹介
平田博嗣[ヒラタヒロツグ]
1956年生まれ。東京都出身。東京学芸大学を卒業。1980年東京都立川市立立川第四中学校。1985年東京学芸大学附属小金井中学校。1989年ブラジルサンパウロ日本人学校。1992年東京学芸大学附属小金井中学校。現在、同校副校長。社会科教育、特に歴史教育に関心があり、社会科教材開発、学習評価などに著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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