内容説明
妻の転地療法のために北部から南部にやってきた白人夫婦は、ぶどう園で老いた黒人ジューリアスと出会った。ジューリアス爺やは、ことあるごとに二人に奴隷制時代の昔話を聞かせてくれた。そこで語られるのは、魔法使いのペギー婆やの力を信じて、困った出来事を何とかしようとした、幾人もの黒人奴隷たちのユーモラスで、悲哀を帯びた姿であった。アフリカ系アメリカ人の文学的先達チェスナットの処女短編集。
著者等紹介
市川紀男［イチカワカズオ］
１９３８年生まれ。山形県出身。１９６３年東北大学文学部英文学科卒業。静岡県立高等学校、岐阜歯科大学進学部、岐阜大学教養部、教育学部を経て、２００１年岐阜大学名誉教授。現、中部大学人文学部教授
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感想・レビュー
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染井
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簡単に読めるが翻訳の際に黒人英語の訛りを表すため、日本語でも方弁が使われていて、少しつっかえる時がある。しかし全体的に易しめの物語だった。2016/01/19
