内容説明
金印「漢委奴国王」(国宝)をめぐる謎に挑む。志賀島歴史研究会が12年にわたり開催した「金印」シンポジウムでの講演を元に、総勢32名の研究家が、日本古代史の真実の姿に迫る。謎に包まれた金印をさまざまな角度から検証。同時に海人阿曇族の盛衰を辿り、古代日本の姿を浮かび上がらせる。
目次
1章 「金印」の謎に挑む(印面「委奴」の読み方について;『金印』の蛇鈕は駱駝だったのか―「駝鈕改作説」にみられる金印の歴史的意義 ほか)
2章 古代海人族「阿曇族」を追う(宮地嶽古墳、日本一の黄金の太刀と渡来人の交流;海洋族―阿曇族と宗像族 ほか)
3章 「金印」の出た志賀島という土地柄(磯良の海;安曇族と金印~志賀島から出土したわけ ほか)
4章 闇から薄明へ(船原古墳と鹿部田渕遺跡;関東にもあった九州系の装飾古墳 ほか)
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