内容説明
「お客さんは、これから杉の谷までいらっしゃるのでか」「はい、十七年ぶりで村へ帰ってきたのです」…表題作「バスとお地蔵さま」はじめ心あたたまるお話が13編。
著者等紹介
牧野恭子[マキノキョウコ]
大正10年1月三重県明和町に生まれる。本名、はまゑ。昭和10年4月父の倒産により高等小学校卒業後、三重県宮川モスリン株式会社にて働く。昭和12年上京。夜間女学校に学び専門学校入学資格検定試験(現大検)合格。準訓導として小学校に勤めるも家庭と両立出来ず退職。千葉県警察官となった主人と共に、地方の駐在所を転勤。その間、警察の機関誌「旭光」文芸欄に投稿を続ける。昭和32年当時千葉県銚子警察署署長の高橋三五郎氏により歌集『村の四季』を発行していただく。昭和36年短歌結社「橄欖」入会。鈴木康文先生に師事。昭和45年児童文学史「小さな窓の会」入会。昭和56年文学グループ「槇の会」入会。平成4年短歌結社「サキクサ」入会。主宰者、大塚布見子先生に師事
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