内容説明
新選組に「魁先生」と呼ばれる男がいた。なぜ、彼は組織を裏切ったのか!?己の侍魂をかけて、男達の生き様がぶつかる。それはほんの偶然だった。土方歳三は18歳の藤堂平助の初めての殺しの現場に居合わせる。その後藤堂に手渡された橘の実。その先で二人を待つものは…。
著者等紹介
藤原青武[フジワラセイム]
福岡県北九州市生まれ。吉岡義勝範士の下、居合道修行中。流派は柳生新陰流。現在は福岡市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すい
2
秋山香乃の『新選組藤堂平助』の原作となった本。基本的な内容や流れは改訂版と同様。しかしながら、視点の統一がまだ荒く、つまり『新選組藤堂平助』の一部を別視点で読むことが可能だ。この序文は、改訂版では削除というより後半への加筆修正となり、また改訂版では完全に削除された坂本・中岡の暗殺に関し原田の視点があるのも貴重。削られなかった部分を改訂版と読み比べると楽しいと思う。……原価1300円を密林の中古を3000円で買った。正直馬鹿だと思ったが、個人的には秋山版の斎藤好きで、買った分の元は取ったような気がしている。2012/01/22