内容説明
犯罪の低年齢化が危惧される昨今、非行に走る若者達をどのように捉えるべきか。非行問題を“分析”という手法ではなく、『直観』という新たな視点から理論的・体系的に考察した。「現代非行の謎に『直観』の光を当てる!」。
目次
第1章 プロローグ(戦後史としての非行の移り変わり;バブル花盛りの時期に見られた非行原理;謎としての現代非行 ほか)
第2章 六つの非行原理「虚空のダンス」(ハリネズミの原理「強さの虚像」;クジャクの原理「虚飾」;小羊の原理「囲い」 ほか)
第3章 エピローグ(その他の非行原理;直観の世界)
著者等紹介
渡辺佳明[ワタナベヨシアキ]
昭和16年東京生まれ。40年東京大学仏文科卒業。卒業後、出版社勤務、家庭教師、学習塾講師を経て、46年国家公務員上級甲(心理)の試験資格により、現在まで法務技官として少年鑑別所勤務が続いている。その間51~57年法務総合研究所で研究職。平成5年岐阜少年鑑別所長に就き、以後大津、和歌山、千葉少年鑑別所長を経て、札幌少年鑑別所長に就任。現在に至る。臨床心理士
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