アリスのさくらんぼ―やなせメルヘン

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 130p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784835456324
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

やなせたかし生誕100周年の記念復刊!
『十二の真珠』『だれも知らないアンパンマン』に続く“幻のアンパンマン”作品「飛べ!アンパンマン」を収録!!

やなせたかし生誕100周年にあたる2019年2月に、やなせの初期名作である『アリスのさくらんぼ』の復刊が、ついに決定!!
本書は、やなせの短編童話集で、1973年に刊行されたもの。
動物と人間の関係を通して「命」について問う名作であり、アニメ化もされている表題作「アリスのさくらんぼ」をはじめとする7つの短編童話集。
そして本書には、売れない漫画家ヤルセとアンパンマンの初めての出会いが描かれている、幻の作品「飛べ!アンパンマン」が収録されているのだ。
漫画家ヤルセナカスが、アンパンマンと出会い、貧困に苦しむ人に自分の顔を与え続ける彼の生きざまにふれ、アンパンマンのことを描きつづけるという決意を著した、やなせ作品の中でも最重要作品と言われるものだ。
『十二の真珠』『だれも知らないアンパンマン』に続き、また誰もが知らないアンパンマンの物語が、ひとつ復刊される。

  ―たとえ誰もよろこばなくても、編集者は反対しても、ぼくは君の物語をかきつづけるよ―

<内容>
・アリスのさくらんぼ
・杉の木と野菊
・サビ氏の流星砲
・タコラのピアノ
・飛べ!アンパンマン
・Mr.USUPPERAIの最期
・はだかのワニ

※本書は、1973年サンリオ刊『アリスのさくらんぼ』を底本に再編集して新装復刊するものです。

内容説明

やなせたかし生誕100周年に記念復刊!!売れない漫画家とアンパンマンの出会いを描く「飛べ!アンパンマン」ほか、絵本の原作を多数収録!

著者等紹介

やなせたかし[ヤナセタカシ]
1919年2月6日、高知県出身。東京高等工芸学校図案科(現・千葉大学工学部)卒業。1973年、月刊絵本「キンダーおはなしえほん」に「あんぱんまん」掲載以降、人気シリーズとなり1988年から日本テレビ系にてアニメ化。2013年10月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりん

25
やなせメルヘンと名付けられた小編7つ。めでたしめでたしで終わらないものもあるけど、イラストが多く想像しやすい。初期のアンパンマンは首から上が無くなるシュールな絵だった。「はだかのワニ」は好物のポンカンとワニ皮を交換するが、悪人に騙され丸裸にされる。博士は新種だと騒ぎ、孫娘だけが冷静なのがおもしろい。2019/08/24

えみ

22
子供にも大人にも同じように物語を紡いでくれるやなせたかし先生。子供の頃は心踊らせ、熱い思いで先生の作品に触れていた。そして大人になった今はどこか懐かしく、それでいて新鮮な気持ちで物語に引き込まれていく。どんな言葉にも訴える力があるのだということを改めて教えてもらえる本。絵本ではないけれど、先生の人柄が滲み出る温度ある挿絵がたくさん載っていて嬉しかった。7話収録されているが、どれも可愛らしい話なのに深くて成る程と納得してしまうような妙に重みのある話だったりする。1日の終わりにそっと読みたいやなせメルヘン集。2019/04/10

20
やなせメルヘンと分類される3作目だそう。どれもちょっと心がざわつく。有名なアンパンマンくらいしか知らなかったけど、色々な作品を送り出してるんだな。あとがきが1973年10月となっていて、今から40年以上前の、全く社会も環境も異なるだろう時代に書かれたものなのに、色褪せず、考えさせられるし楽しめる。2019/07/21

izw

12
やなせたかしのメルヘン第3集の復刻版。どれも風刺がきいていて、おもしろい。目次が変わっていて最初に驚いた。「表題と内容早わかりガイド - とりあえず短かい時間で立ち読みする人、あるいは手取早く内容を知りたい人、または読まないで批評文をかく人の為の親切なガイド、でなければ読む前の胸おどる予告編。」だそうだ。中に「飛べ!アンパンマン」もあるが、あのアンパンマンシリーズの元となった作品なのだろうか。2019/07/31

マカロニ マカロン

11
個人の感想です:B。朗読サークルの発表会でやなせさんの『おとうとものがたり』を読んでいる。図書館で本書のカバーに惹かれて借りた。7編のメルヘンを収録。表題作は「たとえばビフテキを喰べながら動物保護を説く人にこの一篇を捧げる」というガイドが付いているが、相当シニカルな内容。アンパンマンがまだ広く知られる前の初期形の作品も収録。私は『安藝之助の夢』(小泉八雲)にテイストが似た『杉の木と野菊』(野菊のイラストが滅茶カワイイ)と、最後の『はだかのワニ』が好き。2025/06/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13419815
  • ご注意事項

最近チェックした商品