感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でろり~ん
1
ロベスピエールの恐怖政治を、厳格な性格のみに原因をもっていって描いていますが、どうなんでしょうか。王政からの権力移譲の問題は、どこの国でも複雑で、描くのは至難の業なんでしょうね。日本の幕末でも、尊王攘夷を考えてみると、佐幕、勤皇、それぞれが違う意味をもってこの同じ言葉を降りまわしていたりしますからね。市民革命といわれる変動をテーマとしたことには拍手です。でも本当に主人公に魅力が、あまり、ない、感じがして仕方がないのでありました。元物理学者っぽくもないですしね。う~ん。2018/11/17