内容説明
『こんなもんいかがっすかぁ』は、2014年12月に亡くなった水玉螢之丞の生前唯一刊行された作品集です。92年に1冊本で刊行され、94年には92年版をベースに上・下巻2冊で、判型を変え刊行されました。しかし上・下巻では、初期の22作品と作品コメント27本は省かれていました。今回復刊にあたって、92年版と上下巻に載った、水玉螢之丞作品(漫画作品&イラスト&コメント)をまるごと収録しました。さらに新規にカラーイラストを多数収録。
目次
ギャラリー
92年版巻頭カラー4コマ
「ネットワーカー」「ネットワークス」上巻掲載分
「ネットワーカー」「ネットワークス」下巻掲載分
上巻編
下巻編
92年版編
著者等紹介
水玉螢之丞[ミズタマケイノジョウ]
1959年埼玉生まれ。漫画家、イラストレーター。小説の挿絵イラストを手がけるほか、パソコン情報誌からファッション誌まで幅広い分野の雑誌で、漫画やコラムを執筆していた。2014年12月逝去。享年55才(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すけきよ
22
食事中もモデムを手放せない、とかなんたる先見性! 1冊にまとめて復刊してくれたのはありがたいけど、時代を映し出すPCネタだから、時系列順に「92年版」を前に持ってきた方がよかったような。 あと「あんなもんどおでしたかぁ」はなんとか全部収録して欲しかったなぁ。面倒だとは思うけど。表紙はそれっぽくて好き。2016/02/10
くさてる
14
正直云って、パソコン通信やその周辺の機器にまったく詳しくないわたしにはよく分からないネタも多かった。だけど、水玉さんの狭いけれどとっつきが良く、読み手を拒否していない切り口が楽しくて、満足して読むことが出来ました。水玉さんの仕事がこうやって再評価されて、もういちど目にする事が出来るようになっていくことが嬉しいです。2016/03/21
還暦院erk
5
蔵書(上下巻『こんなもん…』を大昔に買って持っていたの)を再読。初読時にはディープな漫画パロディ目当てだったがPC関連がさっぱりわからず、多分「絵」しか見てなかったと思う(呆)。久々に読むと、わたしの水玉リテラシーが上がったせいか危ないネタもわかったりして、より笑えた。PCについては、パソコン通信してるだけで「ヲ」とかワープロ親指シフトとか…歴史の教科書のようだ(笑)。タブレット端末様のガジェットを使って商談といった「未来予想」の的確さはSF者(←褒めてる)ならではだね。2016/09/06
コリエル
4
ファミ通の連載好きだったなあと思って買ってみたけれど、これPC関連の本だったのね。25年前のPC事情が覗けるのはけっこう興味深かった。マウスって知ってる? みたいなのでひとネタになる時代か。2016/02/21
らぴす
3
これはなぁ・・・・・・。感想が書けないよ。ただただ思い出に浸るというか、思い出すというのか。バブルの頃は、パソコン関係も華やかだったよね。当時さ、頑張って買った初めてのパソが98のFAで。真っ先にやったのが桐で読んだ本のデータベース作り。んでそれから、一太郎とゲームとWTERNでしか使ってなかった、あ、ロータスでお小遣い帳も作った。ま。宝の持ち腐れ。とか、いろいろ思い出して今と同じじゃん。とか、ね。ひ〜。2016/02/27