出版社内容情報
若くして葬儀会社を継いだ谷中風花の悩み。
それは、ベテラン社員の岩清水との確執だ。
彼の前時代的なやり方にストレスを感じる中、
兄が店主を務める「くろねこカフェ」には、
「くろねこのおやつ」の依頼が入ってくる。
それは故人が想いを伝えられる風花の会社のサービスだ。
ひきこもっている娘に遺した母の想い、
長年連れ添った伴侶への想い、
そして岩清水にも遺された想いがあって……。
切なく優しいメッセージに感涙必至の物語。
内容説明
若くして葬儀会社を継いだ谷中風花の悩み。それは、ベテラン社員の岩清水との確執だ。彼の前時代的なやり方にストレスを感じる中、兄が店主を務める「くろねこカフェ」には「くろねこのおやつ」の依頼が入ってくる。それは故人が想いを伝えられる風花の会社のサービスだ。ひきこもっている娘に遺した母の想い、長年連れ添った伴侶への想い、そして岩清水にも遺された想いがあって…。切なく優しいメッセージに感涙必至の物語。
著者等紹介
高橋由太[タカハシユタ]
1972年、千葉県生まれ。2010年『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』でデビュー、一躍人気に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
荒川叶
26
様々な人生の終わり方が世の中には存在する。 そして残された者は様々な思いを抱え日々を過ごす。 くろねこカフェは残された人に伝えたかった思いをあらためて伝える場所。 私が亡き後残された人伝えたいメッセージのある食べものはなんだろうか。2024/06/25
あー
12
今回も切なかった。「ベーコンのチョコレートがけ」はおいしいのか??謎だ!2024/08/03
陽ちゃん
9
シリーズ2作目。今回も、悲しいけど温かいお茶会が開かれていますが、途中で“ちびねこ亭”と混乱してきました(汗)。どちらも、残された人が前向きになるために心の整理をするきっかけですし…ね。景の病気の経過が気になりますが、風花とこゆのためにも、せめて現状維持でだったらと思っちゃいます。それにしても、ベーコンのチョコレートがけって美味しいの!?2024/06/15
かなけんのママ
6
シリーズ第2弾。葬儀会社を谷中風花、喫茶店を兄の景が亡くなった両親から引き継いでいる。葬式のオプションでお茶会の生前予約をすれば、その喫茶店で大切な人たちにおやつを振る舞うことができるのだ。死は、誰にでも必ず訪れるものだが、その死のダメージは計り知れない。残される人たちが出されたおやつを通して故人からのメッセージを受け取ることができたなら、少しは前向きに進める気がした。病気の後遺症がみられる景が気がかりであるので、次作が出ればすぐ読みたい。2024/08/20
小梅さん。
6
★★★★★2024/06/24




