目次
序章 イタリアの豊かな食卓(豊かな歴史、素朴な味;毎日の食卓―意外に多い野菜料理 ほか)
第1章 食材のはなし(パスタ;オリーブオイル ほか)
第2章 料理とワインの相性を知る(パスタ料理とワイン;リゾット、ピッツァとワイン ほか)
第3章 デザートと食前・食後酒(ドルチェ(デザート)
デザートワイン ほか)
第4章 リストランテのはなし(ミラノ郊外の町マレオにて;中部イタリアのワイン12種 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Wataru Hoshii
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2001年に出た文庫の復刊。著者の長年の現地経験に基づいて、パスタ・オリーブオイル・肉製品・野菜などイタリア料理の素材の知識、各地方のワインや料理との合わせ方、さらに名リストランテの思い出も綴られている。面白いのはわずか15年ほど前の本書の内容ですら、少し古くなったように感じられること。日本におけるイタリア料理の受容がいまもどんどん進んでいることに気づかされる。もちろん、著者が指摘するイタリア料理の本質には今も学ぶべきところがある。巻末の主なワイン紹介も便利。ただ、復刊時の編集作業がちょっと粗いのが残念。2015/10/27