内容説明
「ほんじつ、ごご8時、すりばち島にながれ星がふります」テレビの声にさそわれて、ロボットのランスロットはリンゴの木とふたりすりばち島をめざします。海にでると、クジラがちかづいてきて、向こう岸へわたしてくれました。「ながれ星、まだかな?」ふたりはすりばち島のふちにのぼってながれ星をまちました。
著者等紹介
たむらしげる[タムラシゲル]
1949年、東京生まれ。桑沢デザイン研究所修了。画集「メタフィジカルナイツ」で小学館絵画賞、映像作品「銀河の魚」で大藤信郎賞、「クジラの跳躍」で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
74
昨夜、娘と二人で夜空を見上げました。「冬の星空はきれいだね〜」と私が言った次の瞬間、娘が「今、流れ星が見えたよ!」と叫びました。しかし、残念ながら私は見逃してしまいました。そして、今日は図書館曜日。という訳で、読み友さんの感想で知ったこの絵本で流れ星を見て楽しみました。我が家の本棚には、たむらしげるさんの「おばけのコンサート」が並んでいますが、実はこの絵本でまだ二冊目です。この二冊を並べてこう思いました。たむらマジックにかかった世界は愉快になるなあと。木や家が歩き出し、流れ星は乗り物になり…。あ〜、愉快!2022/01/30
(C17H26O4)
73
ロボットのランスロット君と一緒にすりばち島にながれ星を観に行ってきました。ながれ星はひゅんひゅんどかどか降ってきましたよ。楽しかったなあ。綺麗だったなあ。見開きの頁で、わぁーい⭐︎って心が喜びました。親切なクジラのにんまりしたような優しい目が好きよ。リンゴの木もいい奴だったよ。2022/01/27
ぽてちゅう
21
「すりばち島に流れ星が降ります」って、天気予報?ロボットのランスロットとリンゴの木のやりとり。「これから流れ星を見に行くのさ。」って、天体観測?「君も来いよ。」って、どーやって?!リンゴの木の足(根)を抜くのか…なるほど…?海の向こうのすりばち島。クジラくんに「つれてってくれないか」って、行き当たりばったり?軽快なトークに、いちいちツッコミ入れちゃいます。雨のように降り注ぐ流れ星。星にバッテリー(⁈)をつなぐとピカリ☆空のサーフィンを楽しむ2人。流れ星で遊べるなら、天気予報を聞き逃さないようにしなきゃね!2022/06/26
深青
21
大好きでよく読んでいた絵本。流れ星に乗れるんだと純粋に信じていた時期もあったなぁ……(笑)2016/05/15
マッピー
16
ロボットのランスロットとリンゴの木のふたり(?)は、ながれ星を見るためにすりばち島に行きます。島まではクジラが送ってくれました。8時きっかりにすりばち島に降り注ぐながれ星。ながれ星にバッテリーを繋いで、遊ぶランスロットとリンゴの木。でもこの絵本はストーリーじゃなくて、絵だな。ロボットだから表情がないはずのランスロットの表情。アフロヘアのようなリンゴの木。さまざまな彩りの青。青のバリエーションが本当に素敵。ながれ星であんな風に遊べたらどんなに楽しいだろう。この絵本を膝の上において、考えることしばし。2020/01/27
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