内容説明
「赤毛のアン」にでてくるお菓子や料理を再現したお料理ブック。モンゴメリの時代にタイムスリップできます。
目次
おもてなし料理(アラン牧師夫妻を招いたお茶のテーブル;モーガン夫人へのおもてなし料理;お誕生日のお祝いのピクニック・メニュー;ミス・ラベンダーのお茶の時間;炉辺荘のクリスマス・ディナー;スーザンが作るキルト作りの会のごちそう;ウエディングケーキとチキンサラダ)
お菓子とお料理(ケーキ;クッキー;パイ・タルト;プディング;デザート類;キャンディー;パン類・砂糖漬け・飲み物;一品料理)
著者等紹介
テリー神川[テリーカミカワ]
1987年トロントからプリンスエドワード島に移住。ニューロンドンで夫と“Blue Winds Tea Room”を経営しながら、子供のころからの愛読書『赤毛のアン』についてのリサーチを続け、1997年『「赤毛のアン」の生活事典』(講談社)を出版。現在、L.M.モンゴメリ生家の運営委員会のメンバーを務める
吉村和敏[ヨシムラカズトシ]
写真家。1967年、長野県松本市生まれ。高校卒業後、東京の印刷会社勤務を経て、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビューする。以後18年間、自ら決めたテーマを追い求め、1年の半分をカナダやヨーロッパ各国のカントリー・サイドに滞在し、精力的に撮影活動を続けている。2003年、カナダメディア賞・大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yuki**
12
赤毛のアンに登場するお料理やお菓子を再現してくれています。プリンス・エドワード島で撮影をしているのもあり、最高の料理本でした。赤毛のアンが好きな方にはたまらないのではないかな。当初4週間の予定が結果2ヶ月もかけて撮影されたそうです。とても丁寧に作られたことが読んでても伝わってきて、豪華さを感じます。ビスケットでつくるイチゴのショートケーキやリンゴの三角パイ、卵白でつくるエンジェルケーキ。何度も繰り返し読みたいお料理本です。2018/06/07
えびちり
4
赤毛のアンに出てくるお料理を、レシピとして再現。現代とは調理用具や食材が違うみたいだけれど、できうる限り忠実とのこと。プリンスエドワード島の風景写真が、雰囲気を高めてくれています。最近、グルメ小説系が結構流行っているような気がするのだけれど、これを読むとその走りは赤毛のアンだったんじゃないかとしみじみ思う。物語の中にちりばめられた、様々なお料理。いちご水は憧れたなあ。その代わりになぜか、いちご牛乳で我慢した幼い思い出。2017/07/13
すわっち
4
アン・ブックスに登場するお料理やお菓子を、忠実に表現してると思います。アンの舞台になる19世紀末は、料理本はかなりアバウトだと書かれててビックリ。 表紙の金銀ケーキが物語だけでなく、実際に作られてたものなんですね。この本を読むと、またアン・ブックスを読みたくなりました。2013/04/25
及川まゆみ
4
プリンスエドワード島でアンの時代の料理を再現してます。アンのファンはもちろん、料理好き、写真好きにもお得な一冊に思えました。古いクックブックを頼りに大変な思いをされたようで、けれど物語に合わせた食器や小物、背景や解説が素晴らしく読み応えがあります。戸外の撮影は虫に悩まされたとか。撮影に使った家の人に「あんまり美味しそうだから」料理を買い取りたいと言われたなんてすごいですね。2011/12/03
ゆり
2
『アンシリーズ』関連のお料理本は昔からいくつか読んできましたが、この本はその中でも特に充実していて面白かったです。シリーズ後半に出てくる料理もしっかり取り上げてもらえるのは嬉しい。スーザンのお猿の顔のクッキーやジンジャーブレッド、リラの金銀ケーキ、実物の写真やレシピを知ることができて嬉しかったです。2012/09/30