出版社内容情報
精進料理の基本は豆料理。小豆粥、ひよこ豆ご飯、翡翠粥、いろいろな豆を炊き合わせた曼陀羅ご飯などの月々のご飯膳をはじめ、お菓子や豆腐料理など、伝統に育まれた優雅な100点を全て作り方付きで紹介。
著者の星野香栄禅尼が住職を務める三光院は、東京武蔵野にある臨済宗の寺院。京都嵯峨野の曇華院に伝わる精進料理を受け継いでいます。曇華院はまたの名を竹之御所とも呼ばれるように室町時代から続く皇族ゆかりの尼門跡寺院であることから、その料理は雅をもって佳とし、何よりも四季折々の季節感をたっぷり盛り込んだ気品豊かな味わいが特徴です。 一月の小豆粥に始まり、二月の黄大豆ご飯、三月・雛祭野遊び弁当、四月・ひよこ豆ご飯、五月・翡翠粥、六月・蚕豆ご飯、七月・枝豆ご飯、八月・隠元豆ご飯、九月・萩ご飯、十月・黒豆ご飯、十一月・落花生ご飯、そして十二月はいろいろの豆を炊き合わせる曼陀羅ご飯と名付けられた月々のご飯膳をはじめ、月暦形式で紹介する日々のお惣菜豆料理や豆を使ったお菓子、また、春夏秋冬の豆腐料理など、いずれも伝統に育まれた御所流の優雅な料理ばかりを100点ほど収めました。 本単行本では、精進料理の基本である豆に焦点を絞り、若くして仏門に入った星野香栄禅尼伝授の豆料理を紹介します。動物性の素材をいっさい使わないで創り出すコクと旨味に、香栄禅尼の長年の創意工夫が光ります。
内容説明
尼さま秘伝の12か月豆料理読本。
目次
1章 月暦・豆料理
2章 四季の豆腐料理
3章 大豆料理入門
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- いのちの器 65 A.L.C. DX