内容説明
憲法の内容を理解するには、対立するさまざまな利害や時代とともに移り変わる価値観を考慮しながら、その内容を確定しなければならない。そのためには、単に憲法の条文を読むだけではなく、具体的にどんな場面で、どのような利害が対立して、どう解決されているかを見きわめる必要がある。言い換えれば、実際の裁判例を充分にフォローしておく必要がある。こうした理由から、本書は、裁判例をとくに重視した形で、憲法にはじめて接する人でも、憲法の内容を理解できるように、平易な言葉で説明をしている。
目次
日本国憲法上諭
日本国憲法前文
第1章 天皇
第2章 戦争の放棄
第4章 国会
第5章 内閣
第6章 司法
第7章 財政
第8章 地方自治
第9章 改正
第10章 最高法規
補則
著者等紹介
宮原均[ミヤハラヒトシ]
作新学院大学助教授。平成元年3月中央大学大学院博士課程後期退学。日・米の憲法比較を研究
相川忠夫[アイカワタダオ]
鳥取大学助教授。平成6年3月中央大学大学院博士課程後期退学。司法権の役割について研究
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。