内容説明
今後21世紀に向けて、すべての人々が、健やかに安心して暮らすためには、ますます社会福祉の充実が望まれます。そのためには、一人ひとりの国民が主権者として、社会福祉について、よく知り、理解し、また自らの問題として受けとめて、さらに今後をいかに切り開いていくかという焦点を明らかにして、自らの生活を主体的に生きることが大切となっています。本書では、過去を学び、社会福祉の担ってきた役割を理解することで、現代社会における社会福祉のあり方に示唆を与え、将来を正しく展望しようとしています。
目次
1 前近代社会と慈善・救済
2 慈善・救済事業と感化救済事業の展開
3 社会事業成立から戦時厚生事業
4 戦後改革期と社会福祉の近代化
5 高度成長期から低成長期へ
6 ポスト成長期の社会福祉改革
著者等紹介
鈴木依子[スズキヨリコ]
1985年日本女子大学大学院文学研究科社会福祉学専攻博士課程前期修了。現在、品川介護福祉専門学校専任教員
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