出版社内容情報
超プレミア貸本時代の水木ワールド全12話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
264
水木しげるさんの貸本名作選「怪奇」は短い作品が全12話で大昔に書かれた物語でも時代を超えて読み継がれる普遍の面白さがありますね。今回は何とか上手くまとめて3つ紹介しますね。ドキュメンタリー怪談『サイボーグ』宇宙学の大家・中谷博士がノーベル賞を一ダース取る為に学生達に向けて機械と人間の中間の物、サイボーグになる者を募集する。健司は母と姉に話をし反対の声を強引に押し切って勝手に志願する。恋人にも話をし成功すれば結婚する事を約束してハハハハと笑う健司だったが日本アルプスの山中で1年間氷漬けにされると老人と化す。2021/09/23
あたびー
30
表題作はカットナー「住宅問題」の翻案。他にウェルズ「卵型の水晶球」の翻案である「水晶球の世界」など。今回もねずみ男の出てくる話が面白い。拾うと碌なことが起こらない「空の財布」、ハトからのウイルスに感染し矢鱈に道徳的になる「ハト」など。ねずみに近い存在にならねば生き延びられない「ねずみ町三番地」などはねずみ男の故郷なのではと想像してしまう。他に禁忌の海底遺跡へ行き変な少女に付きまとわれる「太郎岩」、宇宙で行きられるために体を改造し人外のものになってしまう「サイボーグ」など、どれも面白い。2025/11/04
かおりんご
29
漫画。鬼太郎以外の話ははじめて読みました。なんだか難しかったです。怖いというより、不思議な話でした。2014/07/10
タリホー
6
収録作の中でも「庭に住む妖怪」と「水晶球の世界」は後の鬼太郎シリーズの「白山坊」と「地獄流し」の原型作と思われる。社会風刺的な「太郎稲荷」「ろくでなし」「ハト」やSFホラーとでも言うべき「サイボーグ」(これは後に「ベーレンホイターの女」として改変される)、恐怖度高めの「猫又」「群衆の中に」等、強烈な印象を残す作品が多い。特に「猫又」は島に転がる無数の猫の首が前フリとして実に効果的。何気に「不死鳥を飼う男」が収録作の中では一番マイルドな内容だったと思う。2017/09/24
Susumu Kobayashi
5
表題作の「不死鳥を飼う男」はヘンリー・カットナーの「住宅問題」を換骨奪胎した作品。「水晶球の世界」はウェルズの有名作が原作。ハトのビールスによって息子の性格が変わる「ハト」では、「どこに出してもはずかしくない感心な子供になるよりも平凡な子供の方がいい」という作者の信条が吐露されている。それにしても一つの作品で主人公の顔が一定しないものもあるのは困りもの。2025/12/02
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