内容説明
人を救うのは人なり、知恵と強い心で守り抜け。
目次
実録・大岡越前―火事と闘った知られざる素顔(田中正仁)
民を救った義士たちの物語―宝暦の治水・薩摩藩士の苦闘(帯ひろ志)
二宮金次郎天保の大飢饉を救う(小だまたけし)
田中正造足尾鉱毒事件に挑む―環境保護運動ここに始まる(大林かおる)
世界遺産熊野の森を守れ―南方熊楠・日本初の自然保護運動(井沢まさみ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
3
このシリーズ、いいですよ。歴史上の偉人、それも有名な方もそうでない方も取り扱う良書です。漫画なので、子供を持つ親御さんに、是非、お勧めです。本書では、大岡越前、平田靱負、二宮金次郎、田中正造、南方熊楠を扱っています。私は、中でも二宮金次郎の話が好きです。「心の荒廃を開拓する。」まさに至言です。現代の日本では、自民党政権の元、道徳教育に関する検討が為されています。偉人の伝記、古典など、教材の素はごまんとあります。土台をきっちり固めないと、良い家は建ちません。人間も同じです。子供といわず、是非、ご一読下さい。2014/07/10
ビシャカナ
1
弱者を助けすくい上げる民主主義としての二宮金次郎、弱者のために権力に立ち向かい続けた田中正造、環境と文化の保護のはしりとしての南方熊楠などまだまだ評価されてもいい人もいれば、宝暦治水は研究が進んで通説とは違う薩摩ばかりが苦労したわけでもない実情がわかってきたなど歴史の学び直しの意義を感じる。2019/11/26
それん君
0
歴史確認のため