猫様

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  • サイズ B5変判/ページ数 112p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784834253900
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

瀬戸内海に面した街で暮らす猫たちを中心に、人間と自然の関係や、これからの社会について考察するフォト&エッセイ。
「週刊金曜日」の好評連載、待望の書籍化。

外で暮らす猫様たちと付き合っていると、人間が支配するこの社会から彼らの居場所がどんどん縮小され続けていることにも気づかされる。
社会がその隅々にいたるまで管理・コントロールされ、消毒され、安全でキレイに整頓されればされるほど、制御不能でイレギュラーな存在である野良猫様は生きていく余地がなくなる。
僕が子どもの頃は、近所にはまだ野良犬様がウロウロしていた。人々はそれを当然のことだと思っていた。この社会は、今もよりもずっと野蛮だったのだ。同時に、制御不能な存在をなんとなく包容する力と大らかさを備えていた。
だが、社会が高度に管理され整頓されていくなか、野良犬様たちは次第に人間の健康と安全を脅かす存在だとみなされるようになった。
そして街から一掃された。
今、同じようなことが、猫様にも起きているような気がしている。
――本文より

―Neko sama A photographic essay by Soda Kazuhiro―

【著者プロフィール】
想田和弘(そうだかずひろ)
1970年栃木県生まれ。映画作家。東京大学文学部卒。スクール・オブ・ ビジュアルアーツ映画学科卒。台本やナレーションを用いない「観察映画」の手法とスタイルでドキュメンタリー映画を作り続ける。監督作品に『選挙』『精神』『Peace』『港町』などがあり、国際映画祭等で受賞多数。最新作は牛窓で撮影した『五香宮の猫』(2024年ベルリン国際映画祭招待作品)。著書に『カメラを持て、町へ出よう』(集英社インターナショナル)、『なぜ僕は瞑想するのか』(ホーム社)などがある。

内容説明

外で暮らす猫様たちと付き合っていると、人間が支配するこの社会から彼らの居場所がどんどん縮小され続けていることにも気づかされる。社会がその隅々にいたるまで管理・コントロールされ、消毒され、安全でキレイに整頓されればされるほど、制御不能でイレギュラーな存在である野良猫様は生きていく余地がなくなる。

著者等紹介

想田和弘[ソウダカズヒロ]
映画作家。台本やナレーションを用いない「観察映画」の手法とスタイルでドキュメンタリー映画を作り続ける。監督作品に『選挙』『精神』『Peace』『港町』などがあり、国際映画祭等で受賞多数。最新作は牛窓で撮影した『五香宮の猫』(2024年ベルリン国際映画祭招待作品)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

134
想田 和弘、初読です。 野良猫様なので美猫はいないけど、みんな迫力があるにゃあ(=^・^=) エッセイも味があります。 https://hb.homesha.co.jp/n/nfcb39ebdd873 【読メ😻猫部】2024/10/17

41
最近地元では野良猫を見ることがなくなったし、飼い猫でも外に出ているのは稀で、猫を見られる機会って本当に減ったから、貴重な一冊。2025/03/08

ぶんこ

37
表紙の猫、桜耳になっているのを読了後に気づく。瀬戸内海に面する牛窓にニューヨークから移住した想田さん。人間がその気になれば一掃されてしまう野良猫。実は弱い存在だけに、野良猫がのんびりと生きていける街は、良い街だ。隅田川に面した我が街、野良猫を見たことがない!そこで、引っ越しの際に実母に預けた気弱で優しい猫が脱走し、そのまま行方不明になったことを思い出す。散々探したけれどいなかった。このことは墓場まで悔いとして持っていくのでしょう。避妊去勢手術は賛否両論あり、安易に意見は述べられない。2025/04/15

Kyohei Matsumoto

4
牛窓在住の映画監督、想田和弘さんの作品、『五香宮の猫』を観る前に買ってみた。観た後で読了した。映画では去勢手術を受ける猫が描かれているが、それを取り巻く人間の複雑な関係性や地域の野良猫をどうしていくかがドキュメンタリーとして撮られている。そのなかでこの本は、去勢手術を徹底すると野良猫が消えていくことを憂いている。しかし増えすぎても問題だということのジレンマ。人間が「猫生」に介入しすぎていいのか。悲しいことだがこのままのスピードが加速し、去勢し続けたら猫はいなくなる、実はこれは人間側の問題なんだと思う。2024/10/27

トッパ

3
先に映画『五香宮の猫』を観てから読みました。どちらからも想田監督の猫に向ける深すぎる愛情が伝わってくるとともに、地域社会に於ける人間と猫の共生のあり方について考えさせられ、やっぱり何よりも話し合いが大切、と改めて感じました。あと、さすがに映画監督だけあって、写真の構図がバッチリ決まっていますね。感服しました。2024/11/12

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