生命の旅、シエラレオネ

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生命の旅、シエラレオネ

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  • サイズ 46判/ページ数 284p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784834253719
  • NDC分類 498.024
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ひとつでも多くの生命を救いたい。
国境なき医師団の小児科医のエボラとの壮絶な戦いや葛藤、かわいい患者のこどもたちの姿を通し、生命とは何か、利他とは何か考える感動のノンフィクション。
凄惨なエボラの現場で、生きる意味を見失っていた医師は再生へと導かれていったーー。

2014年、西アフリカのシエラレオネ。人類と、致死率60%とも90%とも言われるエボラとの戦いは想像を絶していた。人員も設備も不足した現場では、誰に看取られることもなく、多くの命が失われていく。
著者はこの数カ月前、南スーダンで活動していた。溢れかえるマラリア患者、病室の床まで埋め尽くす新生児破傷風患者などが、バタバタと命を落としていく。その現状に圧倒され、無力感と敗北感に囚われ帰国。帰国後は、PTSDに苦しみ、生きる意味を見失い、仕事や家族など多くの大切にしてきたものをも手放した。
そんななかで参加したエボラの活動。
40度近い気温のなか、防護服と二重の手袋、ゴーグルを着けて何リットルもの汗をかきながら治療にあたったが、できることは限られている。ここでも医師としての無力感に苛まれ、国際社会への疑念も生じた。だが家族を失くしながらも必死にエボラに立ち向かい、他のこどもの看病をするこどもたちとの関わりを通して、著者の生きることへの疑問は次第に薄れていく。
しかし、そんな著者を待ち受けていたのは意外な結末だった。

世界が新型コロナや戦争に揺れるなか、私たちは、自国や自分の利益を離れて行動することができるのだろうか。危機的な状況に置かれた今だからこそ、伝えたい。

開高健ノンフィクション賞最終選考作品。

さだまさしさん絶賛!

【目次より抜粋】
第一章 喘ぎ/感触/シエラレオネ
第二章 脱走/エボラ/爆弾/トリアージ/アウトブレイク/視界
第三章 志望動機/イサトゥ/ 絶望/生命/急変/ソリー/ナイロビ・フライ
第四章 ソリーッ/痙攣/1250グラム/通達/強制帰国
第五章 命の選択/砂漠に水を撒く/終わりと始まり/ヤブ医者

加藤寛幸(かとうひろゆき)小児科医。人道援助活動家。1965年、東京都生まれ。
北海道大学中退、島根医科大学(現・島根大学医学部)卒。シドニー・ウエストメッドこども病院、静岡県立こども病院などで小児救急、小児集中治療に従事。タイ・マヒドン大学にて熱帯医学ディプロマ取得。2003年より国境なき医師団の活動に参加し、アフリカやアジアの他、国内の災害支援にも従事。2015年~2020年、国境なき医師団日本会長。
2022年、ウクライナでの活動に参加。

内容説明

二〇一四年、西アフリカのシエラレオネ、凄惨をきわめるエボラの過酷な治療現場。国境なき医師団の小児科医である著者が診たのは、家族をなくしながらも必死に耐えて明るさを失わず、他のこどもの世話を買って出るこどもたちだった。生きる意味を見出せなくなっていた著者は、彼らによって次第に再生へと導かれて行く―。生命とは何か、利他とは何かを問う感動のノンフィクション!

目次

第1章(入国;夜明け ほか)
第2章(脱走;エボラ ほか)
第3章(志望動機;proximity ほか)
第4章(こどもたち2;ソリーッ! ほか)
第5章(デブリーフィング;トレーニング ほか)

著者等紹介

加藤寛幸[カトウヒロユキ]
小児科医。人道援助活動家。1965年、東京都生まれ。北海道大学中退、島根医科大学(現・島根大学医学部)卒。シドニー・ウエストメッドこども病院、静岡県立こども病院などで小児救急、小児集中治療に従事。タイ・マヒドン大学にて熱帯医学ディプロマ取得。2003年より国境なき医師団の活動に参加し、アフリカやアジアの他、国内の災害支援にも従事。2015年~2020年、国境なき医師団日本会長。2022年、ウクライナでの活動に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tαkαo Sαito

18
会社のMgrから薦められた生命の旅、シエラレオネ読み終えた。稀に出会う素晴らしいノンフィクションだった。できるだけ多くの人に読んでほしいと思う。 エボラウイルスのことすらろくに知らなかったが加藤さんと共にアフリカ医療の最前線の一部に触れられた気がする。 本文より「お金になりそうにない薬やワクチンの開発は進まない。研究・開発費をかけて新しい薬を作っても、かかった費用を回収できないからと言われればそれまでだが」「富める者は貧しい者を見捨てることで、ますます富む」2023/08/05

takao

4
ふむ2024/03/02

Maumim

3
夢中で読んでしまった。エボラ出血熱による死に直面した人々に対応する医療現場の人々の情熱。その精神には心から敬服するけれども、日本に残された筆者の幼い子と妻が気にかかる。2023/12/15

りっちー

3
国境なき医師団の日本代表を務めた方の体験記。 世の中の関心から離れてしまったシエラレオネの現場で、エボラと戦う医師と患者のドキュメント。人としての情、医師としての義務感、それを許さない現実との狭間で、エボラと対峙するお話。 電車の広告につられて読んだけれど、読んでよかった。2023/04/23

げんさん

2
著者は3っのルール違反をする。①患者さんを番号でなく名前で呼ぶ。(外国人スタッフになじみのない現地の人たちの名前を憶えるのは追いつかないため)②60分という制限時間を超えてハイリスクエリアでの活動。③針を捨てる容器を準備せずに点滴確保を行う。③で強制帰国となる。2023/07/06

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