内容説明
はるか遠いジョンダラーの故郷へ!未知の大地をふみしめ、ふたりは進む。ゆくてに、どんな危難がひそんでいようとも…3万5千年前の、愛と冒険の物語。
著者等紹介
アウル,ジーン・M.[アウル,ジーンM.][Auel,Jean M.]
1936年、シカゴ生まれ。18歳で結婚、25歳で五人の子の母となる。エレクトロニクスの会社に勤めるかたわら、ポートランド大学などで学び、40歳でMBA(経営学修士号)を取得する。この年に、先史時代の少女エイラを主人公とした物語の執筆を思い立ち、会社を退職して執筆活動に入る
金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年、岡山県生まれ。法政大学大学院博士課程修了。法政大学教授
小林みき[コバヤシミキ]
大阪府生まれ。英米文学翻訳家。東京女子大学卒業。慶応義塾大学大学院修士課程修了。米国ボストンにあるシモンズ・カレッジ大学院修士課程修了
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
55
ジョンダラーの故郷目指す二人の長い旅。著者は遥か紀元前3万5千年前の大自然を、旅する二人の目を通して描こうとしているように思える。大自然のもたらす災害・鉄砲水や落雷から逃れ、蚊やブヨに悩まされながら進む旅は、同時にマンモスやケーブ・ライオン等、原始の時代に栄えた動植物の宝庫。検索していると切りが無いほど。廻り道だが、亡き弟ソノーランのつれあいと、生まれなかった子の眠るシャラムドイ族の元へ辿り着くジョンダラーとエイラ。待っていたのは腕を骨折した族長ドランドのつれあい・ロシャリオの衰弱した姿。歪んで繫がった→2014/12/10
マッピー
17
今巻からは、エイラとジョンダラーがジョンダラーの故郷へ旅をする話。今までエイラが住んだことがあるのは、洞穴を住居にできるような岩場だったり崖の中腹のようなところ。初めて平原を旅して、その地形だけではなく、植生や動物の分類、その修正など目に触れるものみな興味深く、文字を追うだけなのに脳内ではいろんなイメージが渦を巻く。だけど、とにかく性愛描写がくどいのね。オーロラを初めて見たときの不安感や、夜間の突然の雷雨で旅の荷物の大半を失ってしまったこととか、充分面白いんだけど、余分なシーンが多くてもったいない。2024/12/24
punyupunyu
9
二人と三匹の旅が始まった。思い通りにならない動物たちにたいして、ジョンダラーの神経質な面が時々顔をのぞかせるけれども、つつがなくシャムドイ族の簇にたどりつく。思った以上の長旅に疲れを見せるエイラもひと時の休息を得るのだろうか。薬師としての使命に従い、ロシャリオの骨折治療に取り掛かるエイラの奮闘に期待です。簇につく前にエイラが見た「夢」は何かを暗示していたのだろうか。2014/12/20
あーちゃん☆
2
エイラとジョンダラーの旅。途中から植物や動物の説明長いなぁ〜、進展のない旅に読み飽きてきたところでやっと!着いた!シャラムドイ族!!2015/01/17
しのさん
2
いよいよジョンダラーの故郷への旅が始まる。この巻ではシャラムドイ族の居住地までたどり着くが、旅が長いことを知らせるためなのか、風景描写がしつこく続く。2013/04/10
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