著者等紹介
アウル,ジーン・M.[アウル,ジーンM.][Auel,Jean M.]
1936年、シカゴ生まれ。18歳で結婚、25歳で五人の子の母となる。エレクトロニクスの会社に勤めるかたわら、ポートランド大学などで学び、40歳でMBA(経営学修士号)を取得する。この年に、先史時代の少女エイラを主人公とした物語の執筆を思い立ち、会社を退職して執筆活動に入る。「エイラ―地上の旅人」シリーズは、『ケーブ・ベアの一族』が発売されると同時にアメリカでベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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文庫フリーク@灯れ松明の火
52
理論社版で読み始めた際、惹かれたのは、原始ネアンデルタール人は死者に花を手向けたという一節でした。巻頭で描かれるクロマニヨン人・ジョンダラーの一族の葬儀。祖父の亡くなった際、土葬を経験(幼い頃ですが)している私には、不思議と違和感を感じませんでした。祖父の好きだったタバコを、お線香と共に土饅頭に供えたことを今も覚えています。洞長ジョハランのいう「背中に人を乗せる馬を二頭と、子供に毛を引っ張られても平気な顔をしている狼を引き連れ、槍を投げられる新しい強力な武器や、瞬く間に火を熾せる魔法の石をたずさえ、→2014/12/18
マッピー
17
前巻でようやくジョンダラーの故郷にたどりついた二人。そしてお決まりの、動物と心を通わせるところ、投石器・投槍器の披露、火打石の披露、エイラの知る新知識・新技術の紹介が延々と続く。それはそれとして、故郷の岩屋にたどりついたと思ったら、数日後には一族が集結する〈夏のつどい〉に出発する。そしてこの巻の最後にエイラは、会場の地元の人たちも知らなかった洞窟を見つける。方解石が壁一面をキラキラと覆っている洞窟。何やら意味深げだけれど、エイラが不吉な予感に襲われるところで次巻に続く。2025/02/13
punyupunyu
11
目新しく重要な技術、道具、情報を披露して、エイラはその地位と人柄を認められ、ついにゼランドニ族の一員となった。多少の葛藤はあるものの、「ゼランドニ族になりたいか」と聞かれたエイラは、これまでの自身の境遇を振り返り正直に思いを吐露する。苦難に耐え、決して負けなかったこれまでのことを改めて思い起こされジーンときました。氏族にかかわる意見については相手を問わず毅然とした態度を貫く姿も素晴らしい。成長したウルフの献身的な姿も印象的でした。味方が増えつつもその影のように敵が現れる。今後の展開が楽しみです。2015/01/13
しのさん
3
徐々に洞の生活になじんでいくエイラ。内容は少々パターン化してきたが、面白いことは面白い。残り1冊。さぅしゃは続きを書いているのだろうか?2013/04/17
空飛び猫
3
少々パーターン化。 エイラは作者の理想の体現、か?2012/08/05
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