内容説明
親鸞が明らかにした浄土真宗は、日本仏教史においてどのような意味をもつのか。平安末期から鎌倉時代の宗教状況を踏まえ、法然から親鸞へと受け継がれた「宗教改革」の実像を明かす。また親鸞その人の一生の営みが、大乗の仏道の真実性を証明するものであったことを、実証的歴史学の視点からあきらかにする。
目次
第1章 近代からの視点
第2章 世紀のおわり―南都炎上
第3章 師・源空の至徳
第4章 念仏批判と停止
第5章 浄土真宗をひらく
第6章 教化の充実
終章 浄土真宗のコスモロジー
著者等紹介
名畑崇[ナバタタカシ]
1933(昭和8)年生まれ。現在、大谷大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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