感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
37
高価では無い帽子を意味もなく盗むことから名付けられた泥棒"帽子収集狂"。ある日、殺人現場から盗まれた帽子が見つかり、、という魅力的な設定から始まり、ラストのどんでん返しまで、名作は色褪せないを体現する古典ミステリでした。凝った装飾やトリックが無かったり、表現が古かったりする部分はやはり古典、と思いつつも後半の追い込みは流石。ラストシーンは痺れるほど格好いい名シーンでした。2017/02/24
☆エンジェルよじ☆
13
フェル博士に初めてお会いしました。大きな体に杖、解説にあったようにブラウン神父に似てるかな。ハドリー警部の推理通り・・ではなく最後はそれでいいの!という感じを受けちゃった。2011/03/22
不見木 叫
11
さして高価でもない帽子が立て続けに盗まれ、殺人現場に盗まれた帽子がおかれていた。ロンドン塔を舞台に幻想的な謎の提示に目を惹かれる。トリックの絵面が一歩間違えばギャグなところに「テニスコートの殺人」・「三つの棺」と思い出す(同じフェル博士もの)。2021/11/02
ホームズ
8
事件としては単純なんだと思いますが複雑にされた感じの事件。ポーの未発表原稿と帽子収集狂の関係は面白かった。今回はすこしフェル博士の活躍が少ないのが残念ですかね~。訳があまり良くないのかちょっと読みにくい感じでしたね~。2009/12/01
Tetchy
8
帽子の盗難とポーの未発表原稿が思わぬところで交錯する!そのアイデアに脱帽!2008/10/20
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- 和書
- 千道安