出版社内容情報
こうたくんとおじいちゃんは、ふたりで旅行にいきます。駅弁をもって電車に乗りこみ、着いたところは、山あいの旅館。湖でボートに乗ったあとは、大浴場で背中を流しあい、卓球で真剣勝負。夕食では、ジュースとビールで「かんぱーい!」。ところが夜、こうたくんは、ホームシックになってしまいます。すると、おじいちゃんは…… 産経児童出版文化賞美術賞受賞作家がユニークな構図でえがく、孫と祖父、はじめての「冒険」旅行。
内容説明
こうたくんとおじいちゃんは、これからふたりでりょこうにでかけます。読んであげるなら5才から、自分で読むなら小学校初級から。
著者等紹介
麻生知子[アソウトモコ]
1982年、埼玉県生まれ。画家、絵本作家。2008年より、友人の画家・武内明子とともに、日本全国を旅して作品の題材と展示場所を探し、制作し、その土地で発表する《ワタリドリ計画》の活動をおこなっている。また、神奈川県藤沢市で、山内龍雄芸術館を運営している。絵本作品に、『なつやすみ』(産経児童出版文化賞美術賞受賞、福音館書店)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
174
孫とおじいちゃんの二人温泉旅行。展開図のようなユニークな構図、四コマ漫画のような時間経過描写、猫印アイス自販機や渡鳥温泉土産物店のようなディテールへの妙なこだわりなど、作者独特の感性が光る中毒性のある絵本。2025/07/04
starbro
144
麻生 知子、3作目、シリーズ第三弾です。 今回は、懐かしい昭和の祖父と孫の二人旅、家族旅行の風景・俯瞰図でした。 https://www.fukuinkan.co.jp/blog/detail?id=8592025/05/22
馨
46
絵本。おじいちゃんとこうたくんが温泉旅行に行く話。絵が独特でレトロ感があって好きです。何を使って描いたのだろう?こういうシンプルな旅行が癒されて良いですね。2025/06/14
鴨ミール
32
見ているだけでも楽しくなれる本。お土産屋さんに並ぶ商品を一つ一つ見ていきたい。御膳に並ぶお食事の品々も見たい。掛け布団の柄が、家にあった座布団の柄と同じ(笑)この絵はコラージュなのか?パソコンによるものなのか?不思議な絵。私も電車に乗ってバスに乗って温泉旅館に行きたくなったよ。2025/07/17
anne@灯れ松明の火
31
新着棚で。話題の作家さんだが、これが初読み。上から見下ろす俯瞰の絵が多く、独特でおもしろい。絵も、レトロだが、お話もレトロな感じ。こうたくん、おじいちゃんと二人旅。なかなかないコンビかも? 電車で出かけ、旅館に泊まり、大浴場に入り、大広間でご飯……。ちょっとホームシックになるのもかわいい。おじいちゃんの行き先は見当がつくけれど、こうたくん、ビビったよね~。おじいちゃん、あかんよ! さて、お土産に選んだのは何かな? 裏表紙でわかるよ。2025/07/09