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出版社内容情報
雲雀小学校6年の木花ヨキ、多児ミコト、櫛田キクリの仲良し3人組は、夏休みに街の七不思議を探検していた。
そうしてヨキは七不思議の一つ「ノッポマン」と遭遇する。
なんやかやあり、探偵をしているというノッポマンことライモンの助手として弟子入りしたヨキは、
ライモンが使う「ナイショ道具」にワクワクする夏休みを満喫していた。
そんなある日、ヨキは夏休み直前に転校してきた海馬フタハに拉致監禁されてしまう。
しかし夏の暑さに耐えられなくなったフタハの頭から煙が!?
なんとフタハは、22世紀の未来から来たロボット、しかも2人(?)のハツカネズミ兄弟が操縦していたのだ!!
街の七不思議、未来からの訪問者達、ナイショ道具、そして少しずつ明かされる世界の秘密。
ヨキ達の七不思議を探す冒険の夏休みは、何やらちょっと不穏な気配が漂い始めてきて……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白無垢の左衛門狸
8
ジュンク堂でエレナと出会ってから書籍化してるのは追えるだけ追っ掛けてます。この方のSFはFantasyのF。とある書評で作風をドーマニズムってましたが、世にハルキストっていてはるけど自分はドーマニストなのかも。多分ガキの頃妄想して勝手に憧れてた何かに近いんやろーなー。一つ不満。いつの間に新刊出てんだよ…このヒトの連載モノの場合は完結したら新しく何かを発見できるのでまだ感想は少なめに。今作は某国民的漫画を連想させるためか元々タンパクなフェチズム、エロも更に控えめ。2024/02/27
プロムナード
6
不穏な雰囲気のなかばっと背景設定が明かされるも、日常ものの空気も続くという不思議なノリ。解体インパクトドライバーとかの猟奇な道具は道満節にぴったりだし、まだまだこの日常を見続けたい気もしますが、ヴォイニッチホテルのように容赦なく不可逆の変化を歩み続ける緊張感もまたほしいところ。2023/10/06
ミソ独歩
5
少しだけ謎が明かされた2巻。七不思議の解明、未来からの使者、二つの自殺、幽霊、軍隊、箱庭の世界、裏で進む滅亡の危機、そんなこと関係なく、一癖あるキャラクターたちは「小さくて大きな一夏の冒険」としてストーリーを奏でる。広くて雑多としたテーマを子どもの視点を使って溌溂と物語る。正当に真っ向勝負なジョブナイルだと感じた。初めて読む児童小説を読み切った時みたいに、夏の香りと、知らない道を歩いたときみたいな心臓のドキドキする感じがする。素晴らしく楽しい読書体験だった。2024/02/14
コリエル
5
やはり1巻で予想してたような話だったが、オチはツイストキメてくるんじゃないかなきっと。ドラえもん史上最狂の人体パーツ取り替えひみつ道具的なアレが出て来るが、誰が描いても狂気の世界だよなこんなもん。2023/10/07
Mark.jr
5
もう一回星雲賞狙ってるのかというぐらいSF度が高くて、良いです。2023/10/01