中国のフェアリー・テール

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  • サイズ B5判/ページ数 32p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784834088045
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

ティキ・プーは大きな画塾で下働きをしている少年です。けれど魂の奥底には、誰よりも芸術への思いが熱く燃えていました。画塾にかけられた300年前の画家ウイ・ウォニの最晩年の傑作に憧れ、ティキ・プーは人目を忍んで絵を描くようになります。するとある夜、彼の切実な願いが通じ、絵の中から老画家が現れます。絵を描きたいという思いに胸を焦がす貧しい少年と、はるか昔に世を去った偉大な画家との交流を美しく描いた1冊。

内容説明

絵を描きたいという思いに胸を焦がしている貧しい少年と、はるか昔に世を去った偉大な画家との、時を超えた不思議な交流を美しく描いた物語です。子どもたちに、そして「お話」を愛するすべての人びとに贈る、特別な一冊。

著者等紹介

ハウスマン,ローレンス[ハウスマン,ローレンス] [Housman,Laurence]
1865年、イギリスのウスターシャー州の町ブロムズグローブに生まれる。ロンドンのランベス美術学校やサウス・ケンジントン美術学校などで学び、挿絵画家としてデビュー。クリスティーナ・ロセッティ作の『ゴブリン・マーケット』(1893年)の挿絵で注目される。木口木版による細密な版画制作により目を患ってからは執筆活動に専念。詩人、小説家、劇作家として数々の作品を世に送り出した。ヴィクトリア時代の妖精文学の黄金期を支えたひとりとして、子どもに向けたファンタジー作品も多い。1959年逝去

松岡享子[マツオカキョウコ]
1935年、神戸に生まれる。神戸女学院大学英文科、慶應義塾大学図書館学科を卒業した後、渡米。ウェスタンミシガン大学大学院で児童図書館学を学び、ボルチモア市の公共図書館に勤めた。帰国後、大阪市立中央図書館小中学生室に勤務。その後、家庭文庫をひらき、児童文学の研究、翻訳、創作に従事。1974年、石井桃子氏らと財団法人東京子ども図書館を設立し、長年、同図書館の理事長を務めた。子どもたちにお話を語ることの大切さを説き、大人のためのお話会を実施したり、語り手養成のための「お話の講習会」を開講。図書館の活動を通して、お話の普及に尽力した。2021年、文化功労者に選出。2022年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

77
児童書。芸術を愛する心。挿絵なし▽大きな画塾をもっている画家の大家に雇われているティキ・プーは、小間使いとして忙しく働いていた。絵の具をといたり、絵筆を洗ったり、台紙に紙を貼ったりするなかで、ティキ・プーは誰よりも「芸術を愛する心」を持っていた。とりわけ、美しい庭園を描いたウイ・ウォニ先生の作品に見入り、自分も絵を描きたいと夜中にこっそり練習をするようになる。描かれた庭園の奥の扉に先生が居ると信じ、ウイ・ウォニは語り掛ける▽松岡享子さんが語りのために訳した物語。語るには高難度、聞いてみたい。2024.9刊2024/12/03

MI

65
絵を描きたいと胸を焦がしている貧しい青年が思いもよらぬ方法で300年前にこの世を去った画家から、絵の描き方を習い、成長する物語。その方法に面白く思わない金持ちの邪魔が入ったりするが、なんとも不思議な雰囲気を持った作品。あとがきを読むと、訳者の松岡さんが岩手県陸前高田市の小学校6年生にはなむけとして語った「この少年のように、何か自分の人生でやりたいことを学校の中でも外でも心から尊敬できる師と呼べる人に出会うこと、また本を通して広い世界への扉を開くことができるように願っています。」という話がとてもよかった。2024/10/14

藤月はな(灯れ松明の火)

51
絵のない絵本の一種だが、情景が色鮮やかに浮かび上がってくるような「絵本」。画塾の下働きとして働くティキ・プーの心には膨れ上がる願いがあった。「絵が描きたい!」と。身分故に絵を描く事が許されなくも、密かに絵を描いていた彼。そんな彼に画塾の壁に掛かっていた絵から300年前の絵の大家、ウイ・ウォニが現れて・・・。身分や時の差を超えてまで良き師に出逢える事は幸運な事である。そして道に通じた者よりもその傍にいるしかない者が真理に通じている事も。でもティキ・プーがウォニ老師の誘いを断った皇帝への辛辣な評に笑ってしまう2024/12/22

chiaki

30
絵のない絵本で、語るための絵本。絵画への熱い思いを秘める中国の少年ティキ・プー。ある時三百年前に世を去ったはずの偉大な画家ウイ・ウォニから、思わぬ方法で絵の手解きを受けることに!やがて主人の嫉妬により閉じ込められてしまうティキ・プーですが…。松岡さんはこのお話を陸前高田市の小学生に卒業のはなむけとして語られたとのこと。追い求める夢があり、そして心から尊敬できる人との出逢いがあるということはとても幸せなことなんだと感じた。"善いもの、美しいもの、真実なものは、時を隔てても、世代を超えても、伝えられていく。"2024/10/25

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

15
少年ティキ・プーは、絵描きになりたい!と画塾で下働きをしている。名画から現れた画家に誘われ、絵の中に入るというファンタジーでありながら、夢のためにどんな事でも進んでいく少年の熱い思いが、子どもたちに伝わってくれると思う。松岡享子さんが、自身が語るために訳した物語。2025/01/09

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