出版社内容情報
虫くんがおもちゃのバスを見つけました。ギリギリってねじを巻いて、ドライブにいざ出発! 途中で仲間の動物たちも乗せ、バスは軽快に走り続けます。カエルが乗れば車体ごとジャンプしたり、モグラが乗れば土を掘り進んだり、動物たちの得意技も加わりながら、バスはどこまでも進んでゆきます。おっと、土の中でクマに出会いました。一緒に乗りたいと言っているけれど、こんなに小さなバスに乗れるのでしょうか?
内容説明
読んであげるなら4才から。自分で読むなら小学校初級むき。
著者等紹介
たむらしげる[タムラシゲル]
1949年、東京都生まれ。絵本『よるのおと』(偕成社)で産経児童出版文化賞大賞、画文集『メタフィジカル・ナイツ』(架空社)で小学館絵画賞、映像作品『銀河の魚』(SME・ビジュアルワークス)で毎日映画コンクール大藤信郎賞、『クジラの跳躍』(バンダイナムコフィルムワークス)で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
58
10年前くらいの月刊「こどものとも」の一冊が今年の4月にハードカバーになりました♪名作『アリとスイカ』並みの低い目線の小さな者たちのドライブですが、背景の書き込みが抑えられていて主役の「ねじまきバス」がとにかく目を引き、かわいくコトコト走る姿を追いかけてしまう。それにしてもなんでネジ?と思ったかな。「のせてください」「いいよ、そのかわり・・」ふふん、野原にはガソリンスタンドも充電ポートもないのだよ。読む前に裏表紙を眺めた君は「あれれ?」と思うかな。それもまた良し。一緒に初夏の小さな小さな冒険者になろう♪2024/05/17
anne@灯れ松明の火
19
読友さんご紹介。新着棚で。むしくんが見つけたおもちゃのバス。ねじをまいたら、走る走る。他のむしたちが「のせてくださーい」。あれ? なんか聞き覚えのあるセリフ(笑) バスより大きなカエルとモグラまで乗りたいって? あれ? なんか見覚えのある展開(笑) 名作絵本へのオマージュ? もちろん、たむら流の味付けがあって、愉快愉快♪ ラストにも笑っちゃう。裏表紙はネタバレになるので、最後に見る方がいいよ。2024/05/29
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
こどものとも年中向き 通巻326号にて読了。 『てぶくろ』 https://bookmeter.com/books/502138 の乗り物版みたい。小さなバス(ねじまき式)にどんどん乗り込んでくる生きものたち、そんなに乗れるの?とドキドキしたら、あーあ(笑) でも大丈夫(^^)v2024/12/25
timeturner
5
モグラとカエルはむりやり乗せなくてもと思ったけど、なるほど、こういう展開だったのか。さすがにクマは無茶すぎると思っていたら……修理したバスがひと回り大きくなっていることは気にしない。手描きの背景が異世界観を高めている。2025/02/01
遠い日
5
小さな赤いネジ巻き式のバス。ネジを巻きながら走ります。虫くんたちのバスにどんどん乗り込んでくる大きな生き物たち。無理くり乗り込んでぎゅうぎゅう詰め。あー!!!という事態も、みごとに回収してしまう楽しさ。今度はゆったり乗れそうです。2024/06/09
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